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感想@アニメ「四畳半神話大系」第10話:四畳半主義者*ネタバレあり [アニメ感想]

フジテレビのノイタミナ枠のアニメ
「四畳半神話大系」の感想です。
今回は第10話「四畳半主義者」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第9話:秘密機関福猫飯店

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
感想記事 一覧:2010年4月 開始作品

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猥褻図書館ww
この人は、作中で出てくる単語がいちいちおかしいww



今回は、これまでの回の中で一番「凄い」と思いました。
最初は、いかにも四畳半主義者らしく、
ひたすら四畳半を賛美する“私”に対して
私はおかしく思い、
「実写!」とか「Gはやめて!!」と反応していましたが、
あの繋がっていた四畳半全てが
これまでの“私”の世界(パラレルワールド?)だと分かった瞬間、
思わず「うおー」との声が出ました。
伏線の回収っぷりが半端ないですね!!
しかも、これが憎き敵・小津と会えない世界だとは。

これまでの“私”の人生では
彼自身は全然満足できず、途中から後悔してばかりで、
その度に、前回以外は時間が巻き戻っていましたが……
四畳半の部屋のhikikomoriだった彼にしてみれば、
それらは決して完璧ではないけれど
充実している人生に思えたんですね。

特に、小津については、ちょっと考えさせられました。
これまでの回において、
“私”はどちらかと言えば巻き込まれ型でした。
“私”が自発的に問題を起こすのではなく、
誰か(主に小津)のトラブルに巻き込まれる内に
自身もトラブルの種になってしまう的な感じでした。
でも今回、小津の影はちらほらとあったものの
彼とちゃんと対面していない“私”はとても淋しそうで、
小津を求めていました。
「“私”があの小津に会いたがっている!」と
私は、見ていて感慨深くなりました。
やっぱり、“私”と小津は強い縁で結ばれているんだなぁ。



それにしても……なんて言ったらいいんだろう。
物凄く興奮しています。
これまでの回も、全て、大変面白く見てきましたが
今回はそれらを上回って面白かった!!
凄いな! “四畳半神話大系”!!
多分、原作の小説の時点で
“森見ワールド/森見ロジック”と言ってもいい
独特さがあるんでしょうが
(作中のキーワードとなる単語が物凄く印象深くで秀逸なので)
アニメスタッフさんも相当頑張ってるんでしょうね。
今回、カラーから白黒、白黒から実写背景白黒→カラーに戻る
……とか、背景や色が物凄く凝っていて、
画面のどこを見ても
「うわー、凄い。うわー」と言いっぱなしでした。
お話が面白かったのは当然ですが
とにかく凝ってたなぁ。
本当に凄かったです。
「いいもの見せてもらった!」と本気で思いました。
ありがとうフジテレビ。
ありがとうノイタミナ。
ありがとう森見登美彦先生。
とりあえず、カステラと魚肉ハンバーグを食べたいです!
でも、魚肉ハンバーグなんてあるの……?



そして、分かっていたとはいえ、一番おかしかったのが、
EDで流れるクレジットです。
今回、ナレーションも含めて“私”しか喋ってないので
浅沼晋太郎さんの名前しかないww
凄いww

次週が最終回なんて淋しいです。でも楽しみ……。


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続きの感想も書きました。
第11話(最終回):四畳半紀の終わり

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-06-26 01:54  nice!(2) 
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