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感想@アニメ「おおきく振りかぶって*再放送」第15話:先取点*ネタバレあり [おお振り:アニメ感想]

アニメ「おおきく振りかぶって*再放送」の
第15話「先取点」の感想です。

おおきく振りかぶって Vol.6 【通常版】 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: DVD

以下の記述にはネタバレを含みます。

私は原作の愛読者で、
漫画が掲載されているアフタヌーンも毎月読んでいます。
記述の中で、アニメ化・単行本化されてない部分にまで
言及する可能性があります。


前回の感想はこちら。
第14話「挑め!」

アニメ“おお振り”の感想記事のURLは、カテゴリ分けしている他、
こちらのインデックスページでもまとめています。
アニメ感想記事 一覧:おおきく振りかぶって

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西浦高校が、桐青高校を事前に研究した成果が
よく表れている回でした。
皆の実力が発揮されたのに加えて、
運に助けられた部分も幾つかあるけれど、
試合の流れが西浦に傾いているのが感じられます。
この試合では、終盤、
桐青が昨年の王者としての意地と底力を見せてきて、
西浦を猛追してくるのですが、
それでも西浦が辛勝できたのは
この序盤のリードがあったからだなぁと
改めて思いました。



対桐青戦は、このアニメでは十回ぐらい掛けていますので、
試合全体の流れを見るには、それらを一気に見た方が良く、
また、面白いのですが、
こうやって一つの回に絞って見るのも楽しいです。
本誌アフタでこの部分を読んだのは、結構前の事ですけれど
毎月毎月、早朝になるとアフタを急いで買いに行って、
お話の展開に一喜一憂していたのを思い出しますww

この回で面白いのは、
・皆から怖がられている桐青の監督さん
・守備における花井のファインプレー
・準太の投球フォームの癖を見抜いた田島様
・三橋を心配して我を忘れている阿部
……でしょうか。
これらは何度見てもおかしい。
そして田島は本当にすごいです。
ひぐち先生がそういうキャラとして
意識して描いているんだとは分かっていますが、
読んでいると惚れ惚れします。



ところで、これは本誌アフタの感想でも
何度か触れた事があって、
もしかしたらアニメの感想でも書いた事がありますが……
西浦の攻撃の時に、水谷くんが、
「次は俺より打てない三橋だから、俺が頑張らなくちゃ」
というような事を、内心で呟いて奮起します。
水谷くんはここ以外のシーンでも、
「三橋が頑張ってるんだから、俺も頑張る」として
本当に頑張って結果を出したのですが、
彼の台詞は、独特の性格を表わしているようで、
私はいつも注目しています。

……というのも、この水谷くん。
常に、“自分は仲間内でどの位置にいるのか”を
気にしているっぽいんですよね。
多分、当人は無意識なんでしょうが
(そして、ひぐち先生はそれを意識的に描かれているのでしょうが)
相手に対して「コイツはオレよりも上/下/同じ」と、
総体評価をつける癖があるようで、
同時に、自分の位置も探っている/確認したがっているふしが
見えます。

で、今回のバッティング直前のシーン。
水谷くんのモノローグから分かるように、
彼は、打者としての三橋を自分より下だと位置付けています。
普通なら、ここで終わるかもしれないのですが、
水谷くんの良いところはこの先で、
自分より弱い/下手/下と思える人間に対しては
気を遣ったり優しくなったり、
今回のように「三橋の為に頑張らなくちゃ」と
奮起したりするんですよね。
こういうのは、幼少時の躾などの影響が大きいので、
あの美人なお母さんが、文貴少年に対して
「弱い人には優しくしなきゃ駄目よ」みたいな事を
常々言っていて、
彼の人格のベースになったんじゃないかな?と
私は勝手な事を想像しています。
そして、現在の本誌アフタでは、
水谷くんの千代ちゃんに対するほのかな恋心も
しっかりと描かれましたが、
元から、男の自分よりも弱い女性として
彼女を気遣えるベースがあったような気もしています。
(でもモモカンは、女性でも水谷くんより強いので、
彼の優しくする/したいセンサーには
引っ掛かってないかもしれませんww)





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続きの感想も書きました。
第16話「あなどるな」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-06-17 20:19  nice!(0) 
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