さくらもちモチ

感想＠ドラマ「チーム・バチスタの栄光」第11話（最終話）：わずか3秒の完全犯罪!! 今、最も危険なオペが始まる（真犯人は誰だ!? 最も危険なオペが今、始まる）*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

フジテレビのチャンネルα枠で再放送中の
連続ドラマ「チーム・バチスタの栄光」の感想です。
今回は第11話（最終話）
「わずか3秒の完全犯罪!! 今、最も危険なオペが始まる
（真犯人は誰だ!? 最も危険なオペが今、始まる）」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。

私は、原作の小説を読んではいませんが、
テレビで放送された映画は見ています。
【映画「チーム・バチスタの栄光」の感想記事】


前回の感想はこちら。
【第10話：最後の謎解き…医療トリックはコレだ!!（衝撃の結末!! 医療ミスか殺人か!?）】

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）記事でまとめています。
【テレビドラマ感想記事一覧：再放送 視聴】

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まずはあらすじから。フジテレビの公式ホームページから転載します。

　桐生（伊原剛志）は「ケース27」の術死は、自分の医療ミスによるものだと認め、容態の急変により急遽行われることになった次のバチスタ手術は、垣谷（鶴見辰吾）が初執刀することになる。しかし、オペ直前で垣谷が失踪、騒然となるオペ室。
　その頃、田口（伊藤淳史）は医局で偶然、ある写真を見つけて驚愕する。それは小学生ぐらいの女の子の写真。このマーク、どこかで見たような…？　すると背後から何者かに写真を取り上げられ…？
　『全てはサザンクロス病院から始まっていた』—互いの情報を持ち寄り、確信した田口と白鳥（仲村トオル）。改めて手術映像を見直したとき、見えてきた衝撃の真実とは—？　そして、オペ室では前代未聞の事態が展開しようとしていた—！！

最終話です。
今回で終わりという事で、
氷室先生の他にいた真犯人も、その手口も、
……そして、動機も分かりました。

前回の放送の最後の映像で推測できたように、
やはり、真犯人は垣谷雄次（鶴見辰吾さん）でした。
動機もその通りでしたが……
この最終話で明らかになったのは
想像よりも重く、辛い理由でした。

CASE27のバチスタ手術中に、氷室先生が、
桐生恭一（伊原剛志さん）のミスが隠蔽されたのを知って
彼の心の中で何かが壊れ、その後の殺人に及んだのは
以前に解明された通りです。
そして、CASE26までの手術が成功していたのを思うと、
その手術の前に、垣谷先生の中でも
桐生先生への不信感が生まれた事が伺えます。
で、それは、手術の回数を重ねるうちに
垣谷先生の心の中で膨らんでいったんですね……。
氷室先生のように、直接、殺人を行なったのではなく、
桐生先生にミスをさせるよう誘導するのみだったからこそ、
たった数秒間の空白が存在するだけで良かったとは。

桐生先生は目を悪くしているみたいだ
→いつからなんだろう
→もしや、自分の娘の手術の時もそうだったんじゃ？
→確かめたい
→（CASE27の手術）
という、垣谷先生の気持ちの流れは、私にもよく理解できました。
また、「その頃は目を悪くしてなかった」と桐生先生の口から聞けた事で、
垣谷先生はやっと安心できたでしょう。
しかし、その為に、CASE27の患者を
実験体として利用してしまったわけですからね。
人としては同情できるけれど、
医者としては、やはり失格だと思います。



それにしても、
テープのすり替えは垣谷先生の犯行でしょうが、
二通目の怪文書も彼の仕業という認識で良いのでしょうか。
あれは、桐生先生が手術を行なっている以上、
彼の目のせいで患者が亡くなるかもしれないという警告ですよね。
そして、目が悪くても手術をし続けた桐生先生は、
その強い意思については、私も買いますが、
彼によって、二人の医者の心がおかしくなり、
（しかも、酒井先生まで殺人を犯してしまった）
結果的に何人もの患者さんが亡くなったのを思うと、
罪深い存在だと思います。
歪みが、殺人という最悪の形で出ちゃったんですね……。



納得しながら見ていましたので、
この最終回は特に、あっという間に過ぎていきました。
最後、桐生先生と垣谷先生
──そしてチーム・バチスタが一丸となって
難しい手術を成功させたのは
見ていて嬉しかったです。

大変面白いドラマでした。
時間の都合が合わず、続編の「ジェネラル・ルージュ〜」は
映画もドラマもまだ見ていないのですが
いつか見たいと思っています。
とても楽しみです！




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