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感想@アニメ「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜 」第11話:エースだから*ネタバレあり [おお振り:アニメ感想]

アニメ「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜」の感想です。
(セカンドシーズン)
今回は第11話「エースだから」です。

おおきく振りかぶって(14) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(14) (アフタヌーンKC)

  • 作者: ひぐち アサ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/04/23
  • メディア: コミック

私は原作(月刊アフタヌーンでの連載漫画)の感想も書いています。
おおきく振りかぶって:アフタヌーン感想
よって、以下の記述において
アニメ化・単行本化されてない部分のネタバレが多々あります。


前回の感想はこちら。
第10話:5回裏、2対5

アニメ版「おお振り」の感想記事のURLは
カテゴリで分けている他、第一期も含めて
こちらの目次(インデックス)ページでまとめています。
アニメ感想記事 一覧:おおきく振りかぶって


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ライス水谷!!
懐かしくて、思わず噴きそうになりました。
阿部の負傷&西浦のピンチのせいで、お話全体が暗くて、
桐青戦とはまた違った種類の必死な感じが強く漂う中、
水谷くんのこのキャラクターは和むなぁ。
大好きです。
原作の漫画で、初めてこの部分を読んだ時にも笑ってしまい、
迷わず「米だろ?」と言った水谷くんを愛おしく思ったものですが、
今回のアニメでも同様に思いました。
水谷くん……本当に知らなかったんだなぁ。

原作の感想時にも補足したと思いますが
“RICE(ライス)”とは、負傷時に行なう応急処置法です。
スポーツをやっている人にはお馴染みですね。
そうでない人も、たとえば足首を捻挫した時には
・なるべく動かさないようにする
・湿布を貼って冷やす
といった事をごく普通に行なうでしょうが、
RICEはその上位版で、
“これを最初にやっておけば、
これ以上、怪我が酷くならないし、治りも早いよ!”
という処置の仕方です。
但し、あくまで“処置”なので、怪我を治す為の治療とは違います。
また、RICEを行なうのは、早ければ早いほど良いとされていますので、
試合続行中にもかかわらず
阿部はベンチでRICE処置を受けているというわけです。

RICEの意味はこちら。
Rest:安静
Ice:冷却
Compression:圧迫
Elevation:高挙

野球に限らず、スポーツには怪我がつきもので、
それこそ、怪我のせいで競技ができなくなる事も
決して珍しくないので、
スポーツを楽しまれる人は覚えておくと良いと思います。
私も、「怪我をしたらとりあえず安静/冷やす/圧迫する/高く上げる」だなと
覚えています。

こういうネタは、原作者のひぐち先生もお好きそうなので、
いつか、今のにしうらーぜが進級して先輩になった時に、
水谷くんが、後輩に向かって偉そうに
「いいか、RICEってのは米じゃないんだぞ」と
うんちくを披露しようとする場面があるといいなぁと
勝手に期待しています。
でも、後輩くんに
「そんな事、知ってます」とあっさりと言われちゃったりして……。



よく考えてみれば、
バッターボックスに立っているのに全然集中できてない田島様って
今回が初めてだった気がします。
それだけ、彼が切羽詰まっているって事ですよね。
西広君も初打席お疲れさまでした。
気落ちしてベンチに戻る西広くんに向かって、
ネクストバッターズサークルで座っていた三橋が
何度も「お、惜しいよ」と声を掛けていたり
──また、花井も気付いていたように、
いつもは遠慮がちで羞恥心の強い三橋が、
珍しく、花井に向かって「打って」と言っていたり……と
一生懸命さがよく出ていました。
そういえば、三橋と同様に気が弱い沖くんも、
今回ばかりは違いましたね。
みんな、それぞれの役割を果たしていて偉かったです。

原作では、試合後に、花井と田島が
「そんなに必死じゃなかった……」と振り返り、自省しますが、
それでも充分に頑張っていますよね。
特に花井は、バッティングでの自分の好みを思い出したこの試合では、
以前の崎玉戦での悩みが嘘のように
気持ち良さそうに打っていて、五番としての務めも果たしています。
よく周りを見ているし、皆に対して積極的に声を掛けているし、
本当に良い主将です。
泉くんも栄口くんもすごいすごい。



で、阿部と三橋のバッテリー。
二人とも
「この試合が終わったら話をしなくちゃ/相手に謝らなくちゃ」と
思っているのが素敵です。
“実際にそうなってみないと分からない”事はよくあり、
現在の西浦は、捕手の田島しかり、初打席を迎えた西広しかり、
皆が「こんな事になるなら、もっと練習をやっておけば良かった」と
後悔していますが、
次に繋げる為の悔いと反省であるのが良いです。
何ヶ月も分からなかった事が
このたった数十分で理解できた──という感じでしたし。
阿部と三橋の場合は、お互いに自分を責めていて
相手に対してすまなかったと内心で詫びているのも
ポイントだと思います。
こういう時に相手を全然責めないのは
本気で後悔している証ですよね。
私だったら、いたたまれなくなって
絶対、他に責任転嫁しちゃうと思います。
人間ができてないので…… orz



今回、モモカンが配球の指示を田島に出し続けた事で、
美丞大狭山の面々にサインが読まれてしまいました。
ここは、原作の漫画で馴れていたからか、
最初に読んだ時よりも怖くなくて、ホッとしました。
それでも、見ていて辛かった事には変わりがありません。
本当に嫌でした。辛い辛い。

でも、この試合が終わったら
アニメ二期も終わってしまうんですよね。
これはこれですごく淋しいです。





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続きの感想も書きました。
第12話:9回

宜しければ合わせてどうぞ。


2010-06-12 02:44  nice!(0) 
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