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感想@ドラマ「同窓会〜ラブ・アゲイン症候群」第8話:私、恋で人生を捨てる*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

ドラマ「同窓会〜ラブ・アゲイン症候群」の感想です。
今回は第8話「私、恋で人生を捨てる」です。

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以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
第7話:もう、逃げるしかない

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年春 放送開始作品

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ううん……今回のサブタイトル「私、恋で人生を捨てる」は
前回の方が良かった気がします。

宮沢朋美(黒木瞳さん)と杉山浩介(高橋克典さん)が
病院から抜け出しましたが、
残された家族が「駆け落ち?!」と驚かされた一方で、
二人の行動は、プチ家出というか
小旅行みたいな事になっていたので
見ていてちょっと失笑してしまいました。

杉下が言っていたように、今回は、
衝動的に遠くに来てしまったものの、
現実的に考えてみれば、
お互いの家族をどうにかしてからでないと
自分たちが新しい生活を落ち着いて送れないから、一旦戻る事にした
……という事なのでしょうが、
ここに来て、朋美が迷いを強く出してきたのには
苛々させられました。
そう簡単には家族を捨てられないからこそ、
大きな決断をしなければならない時に、迷いが出るのは
当然といえばそうですが、
結局、あそこで朋美が迷った事で、
それまでの行動が
“普段の生活に不満を抱く主婦の気まぐれ”みたいな事に
なっていました。

朋美にしてみれば、最後、やはり電車に乗らなかったのも含めて
「私は真剣だった」「一度は家庭を本気で捨てようとした」と
主張できるでしょうが、
もう腹を括っていたらしい杉下と比べると、
随分と覚悟が足らないなと思いました。



実を言えば、これまでの私は
朋美を同情的に見ていて、
かわいそうだとも思っていました。
でも今回は、上記の通り、
いよいよという時に杉山を拒否した
(家庭を捨てる事に迷いを見せた)
彼女に苛ついたのか大きかったようで、
最後に二人がすれ違ったシーンでは、
彼女に対して初めて「いい気味」と思ってしまいました。

なんていうか、上手く言えないのですが、
朋美には、不倫をする事や、
家庭より好きな男を優先する事に対して
もっと強い覚悟を持っていてほしかったんですよね。
それを、今になってぐだぐだと迷っているのを見せられたので、
「何を今さら」と思ってしまったのが
朋美を批判したい気持ちに繋がったのかもしれません。



それよりも、
今回も宮沢誠一郎(吹越満さん)がなさけなさ全開で
笑ってしまいました。
この人は、他人から言われた事を受け売りで発する
(自分の言葉として口にする)のを
ごく自然に、でも意識的にやっちゃう人なんですね。

特に、杉山の奥さんに対しては、
自分が西山陽子(斎藤由貴さん)に
「あなた、朋美と向き合った事がないでしょ」と言われて
傷付けられたのを受けて、
同じ言葉で彼女を傷付けようとしていましたよね。
尤も、杉山の奥さんは、
誠一郎が期待していたような返答はせず、
「そうです」とあっさりと認める答えを返していたので、
その狙いは叶いませんでしたが。



次回で、駆け落ちカップルが真相を語るようですが、
私の中では、作品に対する興味としては、こちらはどうでもよく、
誠一郎がどうなるのかが一番気になっています。
次回も楽しみです。


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続きの感想も書きました。
第9話(最終回):最終話SP 私たちの、愛と死…最後の選択

宜しければ、合わせてどうぞ。



2010-06-11 22:42  nice!(0) 
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