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感想@アニメ「閃光のナイトレイド」第10話:東は東*ネタバレあり [アニメ感想]

テレビ東京の“アニメノチカラ”プロジェクト第2弾
アニメ「閃光のナイトレイド」の感想です。
今回は第10話「東は東」です。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
第9話:新しき京

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめていきます。
感想記事 一覧:2010年4月 開始作品

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以前の三好葵に引き続き、
今回は伊波葛が高千穂勲に攫われ(笑)ました。



放送の冒頭と中盤で出てきた
石原少佐の“最終戦争”論ですが……
圧倒的な兵力(爆弾)を用いて戦争を終わらせたいという思想は、
今でも諸外国(特にアメリカ)で根強くあるらしい
「核爆弾を投下した事で、太平洋戦争を終わらせられた。
だから、核爆弾の使用は決して悪い事ではなかった」という
核爆弾の使用を肯定する思想と同じだなぁと思いました。
確かに、当時の事を振り返ると、
日本も日本で、敗戦色が濃くなっているのに
後には引けないからか、過剰に無理をしていました。
核爆弾を落とされ、甚大な被害を受け、
また、諸外国の圧倒的な兵力をまざまざと見せつけられて
「もう駄目だ」と思い、勝利を諦めたからこそ、
日本はようやく自国の負けを認めたのでしょう。
でも、その後の現代を見てみると、
たとえ、アメリカが核爆弾を使用しなかった事で
戦争が長引き、
日本国内での人的被害がもっと多大になったとしても、
核爆弾は使うべきではなかったなと思えます。

それに、兵器でもって戦争を終わらせるって、
相手を完全否定する事ですよね。
異論を唱える相手を武器で拒絶・排除する考えは、
どう考えても間違っています。
また、他者にとっては
自分がその“否定したい相手”になり得る事を全然考えていない、
愚かな考えだとも言えます。
こういう石原少佐みたいな人は、
自分が誰かに殺されないと分からないんでしょうね。



さて、櫻井機関の面々に戻ります。
彼ら四人の中で、頭が一番堅く(生真面目)、
そういう思想にかぶれやすいのは葛なので、
新型爆弾の実験映像を雪菜経由で見せた後、
彼を自分の手の内に誘おうとした高千穂勲の行動は
適確だったと思います。
どうせ後で、葵たちの説得を受けた葛は、考えを改め、
高千穂を裏切るような行動に出るでしょうが、
彼は、ひとたび道を間違うと、
平和や正義という単語を振りかざす為に
暴走してしまう事もあり得るまっすぐな性格なので、
最終回までは、彼の言動は危ういものになるのかなと
想像しました。

個人的には、やっぱり最後のミッションは
葵&葛の共闘で締めてほしいので、
それまでに、完全和解してほしいです。




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続きの感想も書きました。
第11話:闇の探索

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-06-09 03:55  nice!(0) 
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