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感想@ドラマ「月の恋人〜Moon Lovers〜」第5話:好きと言えたらいいのに(狂い始めた歯車)*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

月9ドラマ「月の恋人〜Moon Lovers〜」の感想です。
今回は第5話「好きと言えたらいいのに(狂い始めた歯車)」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第4話:こんなに好きだったんだ…

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年春 放送開始作品

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今回も、笑ってしまうぐらいつまらなかったです。
「おいおい」とのツッコミを入れるか、失笑するかの
どちらかしかなかったような気がします。

今回でもう第五話なのに
作中で起きた大きな変化(出来事)と言えば、
・葉月蓮介(木村拓哉さん)と
リュウ・シュウメイ(リン・チーリンさん)が恋仲に
・シュウメイがモデルデビューして日本で大ブレイク
・葉月蓮介の周りから皆が離れようとしている
・“レゴリス”の椅子で事故発生 ←New
これぐらいですよね。

まぁ、主要登場人物のエピソードを丁寧に描いているから
こうなるんだという、好意的な見方もできますが……
このままいくと、
次回予告&CMだけ見れば済むお話になってしまいそうです。

で、今回の放送の最後に流れた次回予告で
“最終章・序幕”という言葉が出ました。
批判の多い“最終章”という単語を使っているだけでもお笑いですが、
“序幕”と来るとはww
たしか、前回のアオリが“物語は第二幕へ”でしたよね。
開幕(第一幕)→第4話で二幕→第6話で最終章・序幕
……って、全100話ぐらいある長編ドラマならまだしも、
全10話もなさそうな現状では
どうやっても格好がつかないと思います。



外国人という事で、考え方が違うのでしょうが……
いちいち問題行動を起こすシュウメイに
葉月蓮介が仕事で関わろうとしているのが、理解できません。
以前も、
シュウメイ「アタシ、シゴトヤメル」
葉月蓮介「おまえの好きにしろ」
という会話があって、結局、シュウメイは仕事を続けましたよね。
葉月蓮介も、散々振り回された挙げ句、
ようやく気を取り直して仕事をする気になった彼女に
何の咎めもペナルティも食らわさずに普通に仕事をさせて、
恋愛までしちゃっていますし。

そもそも、シュウメイって仕事意識が低くないですか?
葉月蓮介に裏切られたと知ってシュウメイが怒るのは、当然ですが、
実際に迷惑を被っているのは彼以外の人々ですよね。
そして、以前にあった
葉月蓮介への怒りによる仕事すっぽかし(しかも何日も)の後も、
周りの人の迷惑を考えてないようでしたし、
彼らに謝りもしなかったですし……。
もしかしたら、放送では描かれていない部分で
シュウメイなりの謝罪がなされたかもしれませんが、
こんなに気分屋でいいのか
……一体、レゴリスとシュウメイが結んだ契約書には
ペナルティが書かれていないのかと、
思わず問いたくなりました。

ぶっちゃけ、私は
男女の仲として恋愛する分には、
葉月蓮介が誰と関わろうと構いません。
ここ数回、二宮真絵美(篠原涼子さん)は大分素直になってきて、
特に今回の放送では、彼女はかなり辛い思いをしていましたが、
私は、二宮さんがかわいそうだと同情できるほど
彼女に共感できていませんので、
葉月蓮介が誰とくっつこうと
……二宮さんが彼を捨てる展開になっても、
「あ、こうなるんだ」と、事実を淡々と受け止めると思います。
でも、シュウメイを
自社モデルとして積極的に売り込もうとする葉月蓮介の意識が
全く分かりません。

まぁ、「恋は盲目」と言いますから、
シュウメイに本気で惚れているらしい葉月蓮介にとって、
彼女以上の女はいない=だから、自社モデルも彼女で
──という図式なんでしょうが、
前々回で発覚した父親の件と言い、今回の不法滞在者の友達といい、
シュウメイを自社の顔として起用するには
リスクがあり過ぎます。
問題が起きてから……云々じゃなく、既に起きてますしww
レゴリスがワンマン企業だからこそ、
葉月蓮介の強引さが通用する
&融通が利くという言い訳があるのでしょうが、
レゴリスの社員じゃない私でも、「こんな会社は嫌だ」と思います。

尤も、シュウメイを仕事で使う展開にしないと、
優秀なインテリアデザイナーという肩書きがあるのに
何故か広報の仕事をさせられている
(CMプロジェクトの陣頭指揮を取らされている)二宮さんを
生かせない上に、
ドラマを盛り上げる問題が発生しないので
敢えてこうしているんでしょうが、
リアリティが無さ過ぎ&安直過ぎるなぁと思わざるを得ません。



それと、その回の一番の決めどころを
CMとして事前に放送しない方が良いと思います。
こちらの作品は、視聴率が全般的に落ちるGWを回避したのに
(GWは在宅率が落ちるので、視聴率も落ち気味)
視聴率20パーセント超えをした初回と比べると
大分低くなっていて、
スタッフさんもなりふり構ってられないのでしょうが、
今回、CMで散々流れた葉月蓮介のシュウメイへのプロポーズ
「おまえ、オレと結婚しろ」が、キメとして使われていました。
事前に、この台詞は嫌というほど聞かされていたので、
このプロポーズには意外性が全然無いどころか、
既に聞き飽きているので、
「はいはい、プロポーズきた」と
投げやりな気分で聞いてしまいました。
CMで視聴者の興味を煽って視聴率に繋げるのは
どのドラマでも必ず行なう事ですが、
もうちょっと、印象的なシーンを大事にした方がいいと思います。
こんなに安売りしたのでは、
そのシーンだけでなく、作品そのものも
非常に安っぽく感じられてしまいますので。




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続きの感想を書きました。
第6話:最終章序幕・別れ

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-06-08 23:58  nice!(0) 
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