さくらもちモチ

感想＠ドラマ「TBS日曜劇場 新参者」第八章：清掃会社の社長（共犯者）*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

TBS日曜劇場の連続ドラマ「新参者」の感想です。
今回は第八章「清掃会社の社長（共犯者）」です。

以下の記述にはネタバレがあります。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
【第七章：刑事の息子（刑事の嘘）】

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）記事でまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2010年春 放送開始作品】

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サブタイトルが“清掃会社の社長”という事で、
清瀬直弘（三浦友和さん）の回になりましたが……
今回のお話で明かされた彼の秘密は、
前回の感想記事で書いた想像通りの顛末でしたので、
私は見ていて「おいおい、安直過ぎるよ」と思い、
笑ってしまいました。
作中で、
「社長と秘書にまさか血の繋がりがあるとは誰もあるとは思わない」
……的な台詞がありましたが、
愛人か隠し子かという想像は普通にすると思います。
奥さんと離婚した時期がかぶるなら、尚更です。

それと、こうなるまで
この件を清瀬直弘がずっと黙っていた事について、
彼は、息子がこれを知ったら騒ぐからと理由を挙げていましたが、
殺人事件の捜査をしている警察に、関係を疑われるって、
非常事態だと思うんです。
よっぽどの出来事ですよね。
勿論、早々に
「実は、結婚する前に生まれていた子なんです」と明かしてしまえば、
謎が謎でなくなり、お話として成立しませんので、
ドラマ的な見方で言えば
これは秘密とされなければならない事実ですが、
お話にちょっと無理があると思いますし、
また、この親子ネタをお話の肝とするには弱いと思いました。



そして、この、
容疑者として散々疑った後に
人情話にスライドしていって問題を解決！の構成には
もう飽きました。
こちらの作品は、やはり、
1クールの連続ドラマでやるには無理があると思います。
登場人物と内容をもっとコンパクトにギュッと凝縮して
二時間のサスペンスものとして放送した方が
良かったのではないでしょうか。




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続きの感想も書きました。
【第九章：民芸品店の客 / 第十章（最終回）：人形町の刑事】

宜しければ、合わせてどうぞ。