感想@ドラマ「タンブリング」第8話:さようなら…カラ高新体操部*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
ドラマ「タンブリング」の感想です。
今回は第8話「さようなら…カラ高新体操部」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
前回の感想記事はこちら。
【第7話:絆が繋ぐ…県大会への架け橋】
各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
【第5話:失われた信頼…汗と涙の合宿】
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以前の感想記事をご覧になった方なら
お分かりのように、
私はこちらの作品を高く評価してはいません。
それでも、今回の冒頭で
火野哲也(西島隆弘さん)が
皆と揃いのピンク色のTシャツを着たり、
関東大会で勝つ為に、ダンス部にヘルプを頼んだのに、
東航(山本裕典さん)たち不良のせいで断わられたらしいと
判明したのを受けて、
彼らが他の部員に対して頭を一斉に下げたり、
絡んできた不良たちを相手にしなかったり……と
細かなところで、部員の精神的な成長ぶりが伺えて
嬉しかったです。
特に、火野のTシャツは、
見ていて「お!」と思わず声をあげてしまいました。
さて、今回は、元プロサッカー選手だと判明した顧問教師
柏木豊(AKIRAさん)のお話でした。
見ていて、途中で「あれ……?」と思ったのですが……。
部員が頼んだ体操教室を営んでいるコーチが
中盤から悪人化した(適当にやっているのがバレた)事で
上手く誤魔化されてしまいましたが、
体操/新体操の未経験者である顧問教師が抱える難点は
根本的に解決してないのでは??
今回は、柏木が集めた資料を生かして、
女子新体操部顧問の江崎祥子(国仲涼子さん)の助けも借りて、
部員の皆が、“柏木スペシャル”という大技を編み出しましたが、
体操経験者でないと細かな指導できないという問題があるのは
変わってないと思います。
こちらの作品は、技術的なこと云々ではなく、
部員同士の人間関係に重きを置いていて、
感動系のドラマとして作ろうとしているので、
これでも良いのでしょうが、
作中で一度は問題を提示しておきながら、
他の問題を入れる事によってすり替えて
最初の問題の答えを曖昧にするお話の作り方は
宜しくないと思います。
個人的には、柏木がサッカーの指導者に逃げようとする前に、
新体操の具体的な指導方法をコーチから積極的に学ぼうとする
→コーチから無碍なく断わられる
というエピソードがあっても良かったと思います。
いくらコーチをお願いできたとはいえ、
放課後、彼をずっと拘束するわけにはいかないですよね。
部員への指導時間を考えれば、
学校に所属している顧問教師の方が、圧倒的に多いわけで。
なので、柏木がコーチにつきっきりでついて、
今後、どういう点を注意して指導していけば良いかを傍で学び、
また、分からない点を具体的に教えを請おうとしたところ、
コーチから
「未経験者のあなたには、教えるだけ無駄」と冷たく言われて、
柏木がコーチの悪人面を感じてしまう(その後の伏線とする)
……という展開の方が好みです。
コーチ自身に問題はあっても、
彼から受けた指摘は正しいですし、
彼のお陰で演技が改善できた部分も大きいようなので。
そして、放送の最後──柏木の為に、
皆が“柏木スペシャル”を含む演技を見せたシーン。
これまでの感想記事でも、毎回のように書いていますが、
お披露目ばかりでなく、
それを練習しているシーンをメインに見たいです。
毎回毎回、
何か問題が起こる→部全体がごたごたする
→ちょっとしか練習してないのに
いつの間にかそれなりの演技を披露!
……という展開では、
見ていて飽きますし、面白味に欠けます。
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続きの感想を書きました。
【第9話:飛べ!!失われた友情のために】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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2010-06-06 23:01
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