さくらもちモチ

感想@アニメ「会長はメイド様！」第10話：さくらの恋はインディーズ*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「会長はメイド様！」の感想です。
今回は第10話「さくらの恋はインディーズ」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んだ事はありません。


前回の感想はこちら。
【第9話：桃太郎までもメイド様】

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【感想記事 一覧：2010年4月 開始作品】


────

今回のお話は、元バンギャの私には耳が痛かったです……。
というのも、私は十数年前に、
今では国民的人気バンドになった某Ｇのおっかけをしていて、
ライヴに行く度に、ベースのＪ君から物を貰ってたんですよね。
（注：直にプレゼントされたのではなく、
ピックやリストバンドやペットボトルが必ず飛んできて
ほぼ毎回取れてたんです）
で、私はその当時、ギターのT氏目当てだったのですが、
笑えるぐらい、本当に毎回、J君からの物をゲットできていて
自分でも「偶然って凄いww」と思ってたんです。
そして、私も現金なもので、
物を貰えると分かった途端に、
それまで対象外だったJ君を気にするようになったんですよ。
その結果、一年弱ぐらいなのですが
ちょっと貢ぎちゃんもどきになってました…… orz
貢ぎちゃんと言っても、お金じゃなくプレゼントなので、
今では「バンドマンに夢中になっていた若い頃！」と
笑い飛ばせますし、
友達にも「こんな事があったんだよ」と普通に明かしてますが、
精神的にも若かったなぁと、しみじみ思います。



で、今回は、メイド・ラテのお仲間・花園さくらちゃんが、
高校生のインディーズバンドにめろめろになるという
お話でした。

ううん……途中から
バンドマンの目当てが鮎沢美咲ちゃんだと明かされ、
元々のファンであるさくらちゃんが蔑ろにされたのが、
非現実な内容だったので、違和感を強く覚えました。
というのも、バンドマンに限らず、
アイドル/役者/芸人/スポーツマン……と
実力だけでなく人気も重要視される職業の人にとっては、
言い方は悪いですが、
熱心なファンほど金づるになりますので、
寧ろ、人の目がある場では大事にするものです。
草の根運動によって、ファンの一方的な熱意が盛り上がり、
勘違いされるのは困るから早めに手を打っておく
──というバンドマンの言い分は
私にも分からなくもないですが、
こういう職業の人は、
ぶっちゃけ“ファンを勘違いさせてナンボ”の商売なので、
逆に冷めさせてどうするwwと、
私はツッコミを入れずにはいられませんでした。
それに、熱烈なファンこそ、
自分が裏切られたと知った時のショックは大きく、
アンチ側に回った際に発する非難は強いです。
なので、このお話が原作通りかどうかは分かりませんが、
お話を作った人は、こういう世界を
よく知らないんだろうなぁと思いました。

バンドマンが熱心なファンを蔑むのは、
現実でもよくある話ですので、
バンドメンバーだけで、影でこっそりとそれを言う
＆さくらちゃんに対する冷たい仕打ちも
あんなあからさまにやらなければ、
良かったと思います。
で、さくらちゃんは、バンドに対する好意があるから
彼らから向けられている悪意が分からない
（分からない振りをしていた）けれど、
敏感に気付いた美咲ちゃん達がぶちきれる……という展開にしても
お話の辻褄は合ったのではないでしょうか。




────
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます


続きの感想も書きました。
【第11話：碓氷拓海の秘密に迫る！】

宜しければ、合わせてどうぞ。