さくらもちモチ

感想＠ドラマ「素直になれなくて hard to say i love you」第8話：衝撃の真実*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ「素直になれなくて hard to say i love you」の感想です。
今回は第8話「衝撃の真実」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第7話：いけない夜、】

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）記事でまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2010年春 放送開始作品】

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今回は、普通の恋愛ドラマとして楽しめました。
主要登場人物のほとんどが恋愛脳になっている……というか、
皆が恋愛中心で生きていて
それ以外に目が向かないのはどうかと思いますが、
余計な脇道（麻薬とか）をあれこれ描かれるよりは
ずっとましだと思います。



ただ……
あまりにもナカジ（中島圭介/瑛太さん）がモテ過ぎです。
今回は出てきませんでしたが、
ナカジの元不倫相手・山本桐子（井川遥さん）に、
未だに彼に未練を残しているらしいハル（水野月子/上野樹里さん）、
今回ちゃんと告白したピーち（西村光/関めぐみさん）、
そして、本当にゲイらしいリンダ（市原薫/玉山鉄二さん）。

ナカジが誰に対しても優しく、
特に女性に対しては
普段から、相手に勘違いをさせてしまう
（相手をその気にさせる）言動をかましているのは
以前の放送でもよく描かれていました。
なので、女性が
心が弱っている時にナカジを頼りにしてしまうと、
彼に恋人並みに優しくしてもらえるので、
「私、この人を好きかも」と思ってしまうのは
仕方ないかもしれません。
ナカジ自身が無自覚である分、
狙ってやっている男よりも自然な態度なので、
女の子もあまり警戒しないのでしょうし。
でも、誰に対しても
ナカジがそうやって優しい態度を取っていると分かると、
女性は多少は引くものでしょうが、
こちらのドラマでは、逆に
「私があなた（ナカジ）を一番好きなの」と
燃え上がるみたいですね。
山本桐子がそうでしたし、
今回、ピーちもこう言っていました。
口でこそ言いませんでしたが、
リアルに身体を張って仕事を回したドクターにしてみれば
彼にもそう言える権利はあるかもしれません。

で、以前の感想記事でも書きましたけれど、
視聴者としてナカジを見ている私には、
彼と接した事がないので、分からなくて当然なのでしょうが、
彼の魅力が分からないです。
友達としては良い……というのは、物凄くよく分かります。
でも、こんな男を好きになったら面倒臭そうですし、
（無自覚に女の子に手当たり次第優しくしていて
本人に悪気がなく、また、相手をその気にさせやすいって
物凄くやっかいだと思います。
これで嫉妬しない女の子なんかいないのでは？）
何より、ふらふらなよなよしているのが好きではありません。
考え方も言っている事も、
その場その場でころころと変わりますし……。
リンダの方がよっぽど良い男です。



さて、相変わらずハルにメロメロの
ドクター（パク・ソンス/ジェジュンさん）。
今度はサラ金からお金を借りて
指輪のプレゼントをするんでしょうか。
日にメールを20通も送ってきて、
相手に返事を暗に強要するのは、ちょっとウザいです……。
以前の回で、
ハルが働き続ける事にあまり良い顔をしなかった事も含めて、
ドクターは、大昔の理想的な男として描かれているんだなぁと
（ドラマ“プライド”で言う、古き良き女の男版）
思いました。
やっている事はうざったいけれど、
ドクターの言動には真摯な姿勢と強い愛情が感じられるから
まぁいいかと思えるパターンですよね。
ふらふらしているナカジよりは、遥かに分かりやすいですし、
人間としても理解できます。

この“素直になれなくて”は、
脚本に相当の直しが入っているようで、
また、最初からかなりの軌道修正が行なわれているのを踏まえると、
その最たる被害は、
ダブル主人公で、出番が多いナカジとハルが受けていて、
脚本家が中の人のファンであるドクターや、
イロモノ扱いで出番が比較的少なかったリンダ達は
逆に、その影響を受けずに済んだ事で
役としてはぶれずに済んだのかなと思いました。



でも、次週は次週で、
流血の事態になったり、皆で海に行ったり……と
またネタドラマと化すようで。
作品全体のテーマ的なものは一体何なんだろうと、
スタッフさんについ問いたくなりました。


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続きの感想も書きました。
【第9話：君の命】

宜しければ、合わせてどうぞ。