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感想:NHK大河ドラマ「龍馬伝」第20回 収二郎、無念*ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の感想です。
今回は第20回「収二郎、無念」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第19回「攘夷決行」

各回の感想記事のURLはこちらのページでまとめています。
感想一覧:NHK大河ドラマ「龍馬伝」


────

今回も面白かったです……が、
これまでの他の回でもそうだったように
坂本龍馬(福山雅治さん)の印象が薄かったです。
まぁ、ここ最近は
武市半平太(大森南朋さん)の周辺がきな臭いので、
どうしても、ドラマチック度で
龍馬のシーンが半平太に大幅に負けてしまうのは
仕方ないのですが、
これでいいのかなぁとも思いました。
進退危うい半平太の一方で、
龍馬は、海軍云々で人を集めたり訓練しているだけ……と
呑気な描写ばかりなのがなぁ。



で、最後、
平井加尾(広末涼子さん)からの手紙によって、
彼女の兄・平井収二郎(宮迫博之さん)が
切腹させられた事を知って、龍馬が憤りました。
これ、見ていて思ったんですが、
知り合いが、言わば殺された件にショックを受けている事を
差っ引いても、
龍馬は怒るところが違ってませんか?
正しい事をした人が斬られる事や、
古いもの(人)が淘汰される事に対して龍馬が怒るのは
この場合、ちょっと筋が違うと思います。

そもそも龍馬は
吉田東洋を暗殺したのが半平太の仕業である
(彼は直接手を下してないけれど、命じてはいる)と
気付いているわけですよね。
で、かつては、この行為を愚かだとして
半平太たちを批判してもいたわけで。
なので、何も知らないけれど、
半平太の強行手段に薄々と勘付いている加尾が、
「なんで正しい事をした人が斬られるん?」と
泣くのは当然ですが、
真実をよく知っている龍馬は、寧ろ、
「正しくない事を正しいとして無理に通そうとしたから
そのツケがこんなふうに出たんだ」とか
「そこまでして無理を通すのは
本末転倒ではないか」と、
収二郎を守りきれなかった半平太に対して
やりきれない思いを向ける方が自然なのでは?と思えました。

勿論、収二郎がこうなったのは
山内容堂(近藤正臣さん)たちが彼をハメたせいですので、
問題は彼らにあります。
龍馬はこれを知っていますので
山内容堂たちを責めるのも当然でしょう。
でも、彼らが
半平太や収二郎を軽く見た(扱った)からといって
龍馬がいきなりにそっちに憤慨するのは、
問題の摺り替えのような気がしました。
収二郎が拷問を受けたり、投獄されたり、
切腹させられたりしたのは、
言わば、見せしめ行為です。
彼が半平太に非常に近い人間だったのを思うと、
半平太がそうされない代わりに彼がされてしまったのは、
彼らの立場を思うと、仕方がない事です。
(煩がられていた立場だったのに
そういう隙を作ってしまった収二郎が悪い)
山内容堂たちは、本当は、
半平太を消したくてたまらないのですが、
今のところ、彼には
表立った罪を見つけられてないだけですし。
むしろ龍馬は、他人に怒るより、
自分が半平太なり収二郎なりをちゃんと説得できていれば……!と
己の不甲斐なさを嘆く方が、
ドラマの流れとしては自然のような気がしました。



大殿様を信じるしかなかった半平太には
できないかもしれませんが、
自分や、自分についた人間が、
“土佐勤王党”に属していたという理由だけで
山内容堂に煙たがられる/敵意を向けられるという覚悟を、
半平太も──半平太についてきた下士も
もっと早くから持っておかなければならなかったんでしょう。
でも、下手に山内容堂を信じた為に
(信じる他に道が無かった為に)
踊らされた収二郎が犠牲になってしまったわけで。
そもそも、この期に及んで
自分たちが必死で嘆願したぐらいで
収二郎を助けられるかもしれないと思っているのがもう……。
他にすべが無かったせいもあるのでしょうが、
収二郎も半平太も、山内容堂と比べると
まだまだ甘いです。



収二郎が牢屋に入れられて、
その原因が半平太にあると薄々分かっていても、
岡田以蔵(佐藤健さん)の人斬りの件を持ち出しただけで
面と向かっては責めなかった加尾は偉いなぁ。
尤も、文句すらまともに言えない立場の違いに
(半平太は仲間内で一番とされている存在でしたし、
今や上士でもありますので)






────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第21回「故郷の友よ」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-05-16 23:08  nice!(1)  コメント(0) 

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