さくらもちモチ

感想＠ドラマ「TRICK（トリック）新作スペシャル2」*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ「TRICK（トリック）新作スペシャル2」の感想です。
以下の記述にはネタバレを含みます。

私はTRICKシリーズのドラマ・映画を一通り見ています。


────

“TRICK”シリーズのスピンオフドラマ
[“警部補 矢部謙三”の最終回]を
見たばかりの状態で、
今回、こちらの新作スペシャル2のドラマを視聴しました。
しかも、第3弾の映画をこれから見に行くので
まさにタイムリーでした。
（というか、このSPドラマの放送時に
レイトショーで見に行く予定でしたので、
わざわざ映画を見に行くのを一日遅らせたんですww
この直後のお話が劇場版第三弾の内容だと分かっていたので）



こちらのドラマは、失礼ながら
主軸のミステリ部分はあまり面白くない
（小ネタの羅列と勢いで見せてしまう）作品
……という認識で、私はおりましたので、
今回も割と気を抜いて視聴していたのですが、
最後、東崎彩乃（浅野ゆう子さん）が自分の息子に腹を刺された後、
「人前でこういう事をしては駄目」というような台詞を放ち、
ナイフを抜いた後で再び自分で腹を刺すくだりは、
見ていてホロリとしました。
さすがに泣きはしませんでしたが
目頭がちょっと熱くなりました……。
彼女の、哀れな母親としての優しい情が
たっぷりと伝わってきたように思えました。



ただ、ほとんどの殺人事件が
実は東崎彩乃の仕業だったというのは、
視聴する前からキャストを見た段階で
簡単に想像できる範疇でしたので
見ていて物足りなかったです。
謎解きが始まってからは
「やっぱりそうだったのか」と思う事が多く、
もう少し、どんでん返しというか
お話に意外性が欲しかったです。
殺人のトリックも、
一部では仰々しいものもありましたが
総じて、出来が甘いなぁと感じられました。
こちらは、あくまで映画版の宣伝の為の作品ですので
仕方がないのかもしれませんが、
もう少しミステリの部分で凝っていてほしかったです。



ただ、TRICKシリーズと言えばこれ！という小ネタは、
今回も満載でした。

序盤だけでも、こんなにありました。
・IQ200
・お茶の種類が細かい
・ベータMAX
・蘇民祭っぽいポスター
・習字「連ドラ化希望（笑）」
・“麦とホップ”の宣伝
・モズバーガー（百舌）
・366番目の助手（うるう）
・極楽豊胸風呂
・メーテルのコスプレ
・寝言「きょにゅー！」
・カマドメガ
・1868番助手（明治維新）

中盤に放送された
契り祭りの“のど自慢”も凄かったなぁ。
選曲が総じて懐かしかったのも勿論ですが、
秋元康さんにアコーディオンの横森先生！！
ご両人とも本物！！
しかも、曲は全て、秋元さんが関わった作品でしたね。

個人的には
河合その子さんの“蒼いスタスィオン”を
本当に聞きたかったです。
それと、秋元さんのお嫁さん（高井麻巳子さん）ネタで
“うしろ指さされ組”の曲も流してほしかったです。

そうそう、
セックス（しかも青姦ww）の「SAY YES」もおかしかった！
思わず、テレビに向かって
「チャゲアスかよ！」というツッコミを入れてしまいました。



最後に締めとして、
山田奈緒子（仲間由紀恵さん）と
母・山田里見（野際陽子さん）の対面シーンがあったのは
大変良かったです。
山田奈緒子（が上田次郎（阿部寛さん）に向かって
「上田、行くぞ！」と促して、
二人してバタバタと逃げていく図は、
まさに“愛の逃避行”でした。

そして、次郎号（上田さんの愛車）は、
自動追尾の能力まで備わっちゃったんでしょうか。
最後の最後までおかしかったです。



というわけで
本筋（ミステリ部分）には不満があったものの
相変わらず楽しいドラマでした。

劇場版第三弾を見てきたら、また感想を書く予定です！
（追記）
劇場版3作目の感想も書きました。
【感想＠劇場版TRICK（トリック）霊能力者バトルロイヤル*ネタバレあり】





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