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感想:アニメ「デュラララ!!」第18話「死生有命」*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「デュラララ!!」の感想です。
今回は第18話「死生有命」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第17話「有為転変」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
アニメ感想一覧:2010年1月 開始作品


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今回は黄巾賊のリーダー“ショーグン(将軍?)”こと
紀田正臣くんのメイン回でした。
これまで散々匂わされてきた彼の過去が判明しました。
見ていて面白かったです。

まず、紀田君を語る上で外せないのが
彼の恋人・三ヶ島沙樹ですが……
「女は好きな男の最後になりたがり、
男は好きな女の最初になりがたる」という言葉を
思い出しました。
さすが、折原臨也と深く関わっていただけあって
三ヶ島沙樹も一筋縄ではいかない人物のようです。

折原臨也の最大にして唯一の武器が情報であり、
その“武器”でもって人を操るのを好き好む彼の嗜好を踏まえると、
彼の行動に無意味な事はほとんど無いわけで。
紀田君に三ヶ島沙樹を宛てがったのも、
彼が黄巾賊のリーダーだったからですよね。
で、徐々に激化していった黄巾賊とブルースクウェアの抗争も、
多分、折原臨也の計画の内ですよね。
自分の信奉者といってもいい三ヶ島沙樹の話に
紀田君が乗ってこなかった事もあって、
わざと彼が自分を頼るような局面を作り、
(黄巾賊がブルースクウェアに潰されそうになる)
最後の仕上げとして、三ヶ島沙樹を生け贄として
二つのカラーギャング&それぞれのトップを潰した
……という感じで。
ブルースクウェアが優位に立てていた頃の
“大勢で少人数を囲み、絶対に勝てる戦いしか仕掛けない”策は、
折原臨也が授けたのではないかと、私は思いました。
で、折原臨也はその後、別の策を黄巾賊に与えて
ブルースクウェアを叩いたわけですが、
彼にしてみれば、
どちらのカラーギャングが潰れても構わなかったはずです。
寧ろ、池袋での緊張状態が強まるのをひしひしと感じ取って
秘かに喜んでいたのではないでしょうか。

その紀田君が、竜ヶ峰帝人くんを池袋に呼ぶ為に、
敢えてチャットで来良学園の良いところを挙げていたのは
意外でした。
そして、なるほどなぁと納得しました。
当時の帝人くんの思考は、
第1話のモノローグなどではよく分かりませんが、
自分で決めたつもりの進路でも
実は、他人の意に介入されていた……なんて事は
よくありますしね。



ところで、三ヶ島沙樹についてですが、
かつて折原臨也がマゼンダさんをからかったように
彼は、三ヶ島沙樹の生死については
あまり興味が無かったように感じられました。
紀田君が運良く間に合ったり、
今回のように他者によって三ヶ島沙樹が助けられたりしても、
また、運悪く彼女が命を落としたとしても、
折原臨也は「へぇ」と言って
事実を淡々と受け止めただけで終わった気がします。
まさに彼女は駒というか、
紀田君を思い通りに動かす為の餌でしかなかったのではないかと。
三ヶ島沙樹も、それで充分幸せだった
(寧ろ、折原臨也の役に立てて満足?)のでは??

そして、今、まさに紀田君は
再び折原臨也の掌中にあって、
彼にいいように動かされてしまっていますが……
これまでずっと彼にやられっぱなしだったのを思うと、
最終回も見えてきた事ですし、
ここらでバシッと、
彼に泡を吹かせてやってほしいなぁと思います。

次週は、いよいよ“三つ巴”の話でしょうか。
見るのが楽しみです!




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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第19話「蒼天已死」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-05-16 03:42  nice!(2)  コメント(0) 
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