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感想:ルナ・レガーロ〜月からの贈り物 [映画・舞台]

日比谷パティオ特設会場にて公演中の
スーパーサーカス
「ルナ・レガーロ〜月からの贈り物」を観てきました。
luna.jpg

ロシアが世界に誇る“グレート・モスクワ・サーカス”の
空中パフォーマンス・ショーを観ながら
日本を代表する四店のスターシェフさんの豪華料理を楽しめる
……という公演です。
(シェフさんは公演期間で替わります)
私が観たのはプレビュー公演(1stステージ)です。

以下は簡単な感想です。


────

今回、よく下調べもせずに公演に出かけてしまったので、
一体どんな形でお料理が来るのかと、ちょっと心配でしたが
杞憂に終わりました。
料理(四品)は、ショーとショーの合間に運ばれました。
つまり、必然的にショーも四部構成となります。

会場の中は、思っていたよりも広くて、
入った瞬間に圧倒されました。
お金を掛けてるなぁと思わされました。

唐沢寿明さんが映像であれやこれやと説明して下さるのですが
ちょっと仰々しくて笑ってしまいました。
そして一番びっくりしたのが、
仮装をした状態でリアルに登場した笠井信輔氏!
ご存知、フジテレビの朝のワイドショー番組
“とくダネ”などでお馴染みの男性アナウンサーさんです。
彼は進行役として客席全体を細かく回り、
本来のショー以外で楽しませて下さいました。
(タイミングが合えば、写真も一緒に撮らせてもらえます)



ショーは、空中ブランコなどのアクロバティックな内容でした。
とにかくステージが近いので、ライブ感が物凄いです。
迫力がありました。
ただ、コルテオなどと比べると、
質(技量)も構成も全体的に落ちます
……が、これはコルテオが凄過ぎたのかもしれません。
衣裳がジョジョっぽくて
失礼ながらニヤニヤと笑ってしまいました。



料理は……
普段、観劇に出かける時の私は、
公演中にお腹が空かないよう事前に軽く食べておく
→公演後に本格的な食事というパターンが多いです。
尤も、ここ数年は、帰りの電車の時間が早いことから、
公演前にがっつり食べる事も決して珍しくないです。

なので、公演中に本格的なご飯を食べられるのは
時間を気にせずに済むので、有難かったですが、
正直、この値段でこの料理?という内容だったので
不満の方が大きかったです……。
これなら、ちゃんとした(?)ショーを観て、
その前後でちゃんとしたご飯を食べた方が
私には合うなぁと思いました。



料理は、出てくる順番に“×番目の月”と題されていました。
勿論、全て“月”をテーマにした料理でした。

1番目の月:蒸し鶏包みのフルムーン〜赤と黒の魅惑のソース添え
(「スーツァンレストラン陳」菰田欣也氏 プロデュース)
http://www.srchen.jp/

鶏の胸肉を蒸したもので作られたドームの中に
海老や帆立、枝豆やピーマンなどの
野菜のゼリー寄せが入っており、
その周りに、赤と黒のソースが添えられていました。
赤:チリソース&黒:黒酢ソースでした。
前菜気分で食べ始めたら、意外とこってり系だったので、
ちょっと驚きました。

白っぽい蒸し鶏を崩すと、
中から色のついた食材(海老や野菜)が出てくるので
見た目的にも楽しかったです。

ゼリー寄せやソースは美味しかったけれど
肝心の鶏肉がなんか安っぽいお味で、ちょっと萎えました。
ソースが濃いので、
一緒に食べると上手い具合に誤魔化されてしまいますが、
お肉だけで満足させてほしかったです。


2番目の月:ローマで見た月〜2色のリゾットとトリュフの香り
(「ヒロソフィー」ヒロ山田氏 プロデュース)
http://www.r-hiro.com/

二色の焼きリゾット(サフランライス&黒米)の上に、
フォアグラ入りのレバーペーストが乗せられ、
更に、刻まれたトリュフが頂点に飾られるという仕様でした。

……すみません。
私、チーズを苦手としていて、
リゾットも全く食べられないので、
この皿は連れに食べてもらいましたww
上のトリュフだけ食べましたww

赤と緑色の線が描かれたソースが美味しそうだったので
これだけ舐めさせてもらおうかなとも思ったのですが
連れ曰く「これもチーズ」だったので止めました。
また、連れはこれが一番美味しかったそうです。
焼きリゾットがパリパリしていて
──レバーペーストはふわふわとしていて、
この二つを一緒に食べると、違う食感が融合する感じがして、
とにかく、口の中が楽しかったとか。



3番目の月:風味豊かな赤ワインと牛肉・野菜 ムーンマリアージュ
(「ラ・ロシェル」坂井宏行氏 プロデュース)
http://www.la-rochelle.co.jp/

料理名を見て、牛肉の赤ワイン煮込みかと思いきや
ビーフシチューでした。
お肉が柔らかくて美味しかったです。
でも、良くも悪くも普通というか、
“鉄人が作った庶民の味”という印象を受けました。
ファミレスで出される料理やレトルト食品に
何かをチョイ足しして本格派に仕上げました!という感じ。


4番目の月:いろどり野菜アイスとジンジャームーン
(「パティスリーポタジエ」柿沢安耶氏 プロデュース)
http://www.potager.co.jp/

私は野菜をそんなに好まないのですが(断然お肉派です)
それでも大変美味しく頂けました。
野菜スイーツに対する物珍しさもあって
最後まで感心しながら食べました。
ただ、私は、コース料理の最後には
生クリームどんと来い!的な
がっつり甘い系のスイーツを食べたい人間なので
全部食べ終わっても、まだ物足りなかったです。
(甘さを求める気持ちが満たされない感じで)


料理はチケット代金に含まれますが、
ドリンク代(チップ制)は別です。
ソフトドリンクや缶ビールは500円でした。
グラスワインが1000円、グラスシャンパンが1500円……と
量を飲むには、ちょっとお高めなので、
お酒が好きな人は、観る前に軽く一杯ひっかけておくと
丁度良いかもしれません。



レストランで、アラカルトで四品食べたとなれば
普通なら結構な量ですが、
結局、終わった後で軽く食べました。
(私はケーキを食べましたww)
ショーも料理も凄かったけれど、
上記にも書きました通り、両方とも楽しめるからこそ、
それぞれが中途半端である感じがするのは否めません。
ただ、こういう形式のショーは
日本ではまだ珍しいので、
一見の価値は充分にあると思います。
ショー→料理→ショー→料理と、メリハリがあるので、
普通のショーでは飽きてしまう人には、
こちらは、もってこいだと思います。

それと、これは座席の位置にも因るかもしれませんが
会場内に漂う埃が気になりました。
「あぁ埃と一緒に料理を食べてるなぁ」と思う時もありました。


────
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2010-05-12 23:36  nice!(1)  コメント(0) 
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