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感想@アニメ「さらい屋 五葉」第四話:加減がねぇ*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「さらい屋 五葉」の感想です。
今回は第四話(第4話)「加減がねぇ」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第三話:徐々に巻き込んで

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
感想記事 一覧:2010年4月 開始作品

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冒頭で、イチ(弥一)が匿った盗賊?は松ですよね。
これが二人(というか三人)の馴れ初めだったんでしょうか。
おたけさんにも驚かれていたように、
イチのこの行動は突拍子も無いと、私も思います。
江戸時代は、今より簡単に人が殺されてしまう世界ですからね。
たとえば、厚意で盗賊を匿ったとしても、
顔を見たという事で、その後に、
その盗賊に切り殺された上に金品を奪われる……なんて事は
決して珍しくない程度にありましたし。

それにしても、障子に付着した盗賊の血を誤魔化すために、
おたけさんに簪で自分を刺させたイチの行為は、普通じゃないww
しかも腹……思いっきり……。
だからこそ、賊の追っ手も納得して引き上げたのでしょうが、
これは並大抵の事ではできないと思います。
松が、イチのこういう部分を買って、
かどわかし屋の隠密として働くようになったのも
当然だと思いました。



さて、一応の主人公であるマサ(秋津政之助)の話。
前回の近江屋のせがれが攫われた後の顛末です。
マサが身代金の運び屋を任された事で、
相応の金が近江屋から支払われたと同時に
息子が無事に返される約束も五葉からなされましたが、
当事者でありながら未だに傍観者でもあるマサの心中は
かなり複雑だったでしょう。
それまでの用心棒代としての給金も、
今回のかどわかし成功の報酬も、
もしマサがお金に困るような生活を送っていなければ
「受け取れないでござる」と言って
即座に突っ返したのではないでしょうか。
しかしマサには
郷里にお金を送らなければならない事情がありますし、
己が食っていく為の生活費も必要です。
なので、大きく戸惑っているのに流されてしまう……
なさけない事この上ないのですが、
悪事に簡単に乗れないところが、彼の良さなんだなぁと
改めて感じました。

近江屋にしても、前回の放送では
五葉が子供を攫う理由が無いような事を言われていましたが
(なので「俺たちは五葉は義賊ではない」という言葉の理由にされていた)
今回の放送で、
実はこのお店が米の相場の上昇に絡んでいたと分かりました。
この時代、米で給料が払われていたのを思うと、
米の値段が上がる事は、武士(藩)には有難い事なんですよね。
しかし、民衆にはたまったものではありません。
イチ達は決して肯定しないけれど、
結果だけを見れば、彼らは義賊なんだなと思いました。



ところで、今回の放送の後半から
マサが女郎部屋に下宿する事になりましたが、
女に布団に潜り込まれていたからといって
声をあげて戦慄くって……
マサは、男の風上にも置けない気がしますww
揚げ代まで払ってヤっちゃうらしいイチとは大違いだww
イチとマサは、男として対局のような存在なので、
放送を見ていると、その差を強く感じられるのが、
とても楽しいです。






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2010-05-10 23:51  nice!(0)  コメント(0) 
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