感想@ドラマ「NHK連続テレビ小説 ゲゲゲの女房」第6週:アシスタント一年生*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]
ドラマ「NHK連続テレビ小説 ゲゲゲの女房」の感想です。
今回は第6週(第31〜36回)の「アシスタント一年生」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。
前週の感想はこちら。
【第5週:花と自転車】
各週の感想記事のURLは、こちらの一覧ページでまとめています。
【ドラマ感想記事 一覧:NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」】
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今週も大変面白かったです。
前半では、
あの迷惑男・浦木克夫(杉浦太陽さん)のせいで
村井布美枝(松下奈緒さん)と村井茂(水木しげる/向井理さん)が
嫌な思いをするのを見せられましたので、
正直、視聴するのがちょっとしんどかったです。
もうもうもうもう……私は浦木が苦手だー!!!
彼を見ているだけで、不愉快になってしまいます。
それだけ、演じている杉浦太陽さんが
この役にぴたりとハマっているのでしょうが
浦木が画面に登場しただけで、私はちょっと気が重くなります。
茂たち夫婦が担当した“少年戦記の会”は
何とか順調に進められていたのに、
浦木がマージンを根こそぎ奪っていった肝心の戦艦模型が
散々な出来……というのは
本当に酷いなと思いました。
零細の出版社にとって、本が一種類でも転けるのは
とても大きな痛手ですからね。
でも、こういう苦境の中で、
茂の作品が徐々に皆に認められるようになり、
中でも、その後の彼の代表作となる“墓場鬼太郎”に
そこそこの人気がつくようになったと分かる展開になったのには
本気でホッとしました。
現在、鬼太郎にどれだけの人気があるのかは
私もよく知っていますが、
「これ、本当に大丈夫なのかな」と心配せずには
いられませんでしたので……。
中でも、「あの作家/漫画は良い」として
こみち書房で布美枝が茂の良い評判を耳にするくだりでは、
私も見ていてニヤニヤしてしまいました。
鬼太郎の再開が決まった後、
富田書房に届けられた嘆願書や問い合わせの葉書や封書に驚く茂も
大変良かったです。
やっぱり、明るい内容は見ていて安心できます。
個人的な話で恐縮ですが、
私は現在、二次創作の同人活動で小説を書いています。
学生時代には漫画も描いていました。
なので、読んで下さる方の感想が
どれだけ嬉しいもので、その後の励みになるかという事や、
漫画を1ページ仕上げるだけでもいかに大変かという事を
実感としてよく分かっています。
読者からの褒め言葉を感想として読むのは、
麻薬並みに気持ちの良い事です。
これがあるから止められない/
この為に次も頑張ろうと思える、大きな起爆剤です。
そうそう、今回のお話で、
原稿のお手伝いを始めた布美枝が
「点々を打て」と茂に命じられますが、
私は、「この頃はスクリーントーンがなかったんだなぁ」と
非常に興味深く見ました。
(漫画の灰色の部分などです。
予め模様が印刷されている半透明のフィルムみたいなのを
原稿の該当部分に切り貼りします)
しかも今は、漫画のデジタル化もかなり進んでいますので、
布美枝が行なっていたベタ(黒く塗る)の作業も
クリック一つで出来てしまうんですから、
大きく変わったものです。
見ていて、他に意外に思ったのは、
布美枝が会報を閉じる際に使っていたホッチキスです。
この頃、既に、こんな便利な物が一般家庭にあったんだ!と
ちょっと驚きました。
ガリ版印刷も、物珍しかったです。
次回ではいよいよ、
布美枝が茂のことを皆に話すんですね。
鬼太郎の評判も、きっと更に上がるでしょうから
放送を見るのが楽しみでなりません。
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続きの感想も書きました。
【第7週:消えた紙芝居】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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2010-05-09 23:31
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