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感想@アニメ「四畳半神話大系」第3話:サイクリング同好会「ソレイユ」*ネタバレあり [アニメ感想]

フジテレビのノイタミナ枠で始まった
アニメ「四畳半神話大系」の感想です。
今回は第3話「サイクリング同好会『ソレイユ』」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第2話:映画サークル「みそぎ」

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
感想記事 一覧:2010年4月 開始作品

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今回も面白かったです。
というか、自転車(サイクリング同好会)のお話から
鳥人間(バードマン)コンテストのお話になり、
最後に、自転車整理軍を再び登場させて
これら二つを繋げる……という内容が
大変素晴らしかったです。
いやぁ、普通、経験者以外では
自転車の話から鳥人間にはなかなか繋がらないですよ。
言われてみれば、鳥人間の前半は
パイロットが自転車の部分をひたすら漕いで
助走を勢いよくつける事ですから
サイクリング同好会に関係がありますし、
琵琶湖の上を飛ぶ段階になりますと、
パイロットの体重は少しでも軽い方が良いとされますので、
ひょろひょろの身体なのにとりあえず脚力がある“私”は
作中でも絶賛されていたように、
まさにうってつけの人物です。
で、お話をここまで持ってくるのが凄いなぁと思いました。



自転車のロードレースの大会“しまなみ杯”において
“私”の出発が、一人だけやたら遅くなっても
──既に大会が閉会していても、根性で走ったあたり、
前々回のテニスサークル、前回の映画サークルよりは
大分男らしさを強く感じられました。
そして、その前に、
“私”が、愛車もなみ号と自分の体力に見切りを付けて、
可能な限りのハイスペック自転車を買ったくだりも、
いい発想の転換だと思いました。
尤も、これら全てが、
いかに自転車を早く走らせるかというストイックなものでなく、
大会で優勝して女性にモテモテになる為の手段という
不純である点で、
頑張る方向性が相変わらず間違っているのがおかしかったです。

以前の回のお話でも言える事ですが、
本当、“私”は正しい選択をして小津に会わなければ
そこそこ(彼が満足できるほどではないでしょうが)
女性にモテる人生も送れるような気がします。

そうそう、上記の大会で、
神様──もとい師匠が優勝していたのには笑ってしまいました。
結局、“私”は、あとちょっとのところで日の目を見ず、
自分の代わりに脚光を浴びる誰かを
羨ましく思いながら、指を咥えて眺めているんですね。
こういう言い方をしたら、“私”に嫌がれるのでしょうが、
もう、そういう運命なんだろうなぁ……彼は。
だから必ず小津とも出会うし、明石さんにも迷惑を掛けると。



こちらはループもののお話ですので、
何度繰り返しても変わらない事と、
なにげに少しずつ変わっている事の差を感じられるのが魅力です。
今回は、明石さんの大好きなキャラクター
もちぐまん(モチグマン?)の違いが大きく出ていました。
あれが、明石さんが無くした一個なんですね。
パラレルワールドの時空を超えて
こっちに来ちゃったんでしょうか。

次回も楽しみです!





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続きの感想も書きました。
第4話: 弟子求ム

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-05-08 02:52  nice!(1)  コメント(0) 
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