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感想@アニメ「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜 」第5話:野球やりたい*ネタバレあり [おお振り:アニメ感想]

アニメ「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜」の感想です。
(セカンドシーズン)
今回は第5話「野球やりたい」です。

私は原作(月刊アフタヌーンでの連載漫画)の感想も書いています。
おおきく振りかぶって:アフタヌーン感想
よって、以下の記述において
アニメ化・単行本化されてない部分のネタバレが多々あります。


前回の感想はこちら。
第4話:野球シンドイ

アニメ版「おお振り」の感想記事のURLは
カテゴリで分けている他、第一期も含めて
こちらの目次(インデックス)ページでまとめています。
アニメ感想記事 一覧:おおきく振りかぶって


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さて、埼玉県大会3回戦である対崎玉戦の終盤です。

今回もよく詰め込んだなぁと思いました。
放送前から、このアニメ第二期はワンクールだと聞いていたので、
前半で崎玉(+港南)戦、後半で美丞大狭山戦をやるとは
私にも想像がついていましたが、
ここまでギッチリ詰め込んでくるとなると、
私のような原作派はともかく、
アニメが初見の視聴者さんは、ついてくるだけで大変だろうなと
思ってしまいます。
田島が何故この試合で四番を降格されたのかとか、
どうして西浦はコールドを狙っているのか……とか
無事に覚えてもらっているといいなぁ。
(念のために。
田島→桐青戦の最後の打席で片手を痛める怪我をした/
コールド→投手である三橋の消耗を最小限に防ぐ為)



今回、ファーストに入っている田島が
ファールフライを捕る際に、スーパープレイを見せました。
彼は本っ当に、走攻守に優れてますよね。
なので、これまでの感想記事でも何度も書きましたが、
田島を別格としてしまう花井の考えは、無理もないと思います。
でも花井が、
競争相手であるチームメイトの凄さと、自分自身の駄目さを
卑屈なまでに実感している三橋の言動を見聞きして、
「田島をライバルとして考えていいんだ」と気付けたのは
大変良かったです。
尤も、花井が、
凄い田島をライバル視する事は別におかしくないと実感できても、
実際の問題として、そこから先が本当に大変なわけで……。
この後、田島が実戦で捕手デビューをし、
その先の話で、花井も捕手の練習をするようになりますが
(なので花井は、外野手/投手/捕手と、一番幅広く練習してます)
田島がいるから、どうしても霞んでしまうけれども、
花井も充分、頑張っています。
田島があまりにも凄過ぎて、成果が見え辛いけれど
花井は花井で、地道に力をつけているはずです。



さて、今回の目玉であるグラ整中の花井と三橋の会話。
他人を悪く思わない三橋の人の好さが出ていると同時に、
良くも悪くも、三橋の心の中には彼自身しかいないんだなと
よく分かるシーンです。
自省した花井が恥を忍んで先に謝ってますが、
当の三橋は、悪いのは自分であって、
花井から謝られる筋合いは無いと思ってますからね。
それに三橋は、作中の言動からよく分かりますように、
田島にエースの座を奪われたらどうしよう
──でも、絶対に自分がエースになりたい!
その為なら、田島が相手でも競う!と思っているわけですからね。
花井にいきなり謝られても
(花井にとっては、全然いきなりではないですが)
二人の会話が噛み合うはずがないです。

ここは、
ひどく思い詰めたような三橋の言動が凄く良いのですが、
花井も、三橋の気持ちをちゃんと知ろうとしていて、
彼の聞き辛い話に辛抱強く付き合っている点が、私は好きです。
ここでの会話が、次回で描かれるかもしれない
球場入りでの二人の会話に繋がるんだなぁと思うと
(次の試合に勝ったら、隣の球場で試合が出来て、
テレビ中継される……云々)
ニヤニヤしてしまいます。

それと、花井が三橋を苛めていると勘違いをした
田島の凄みが、格好良かったです。
ここは原作でも、田島に男を感じたなぁ。
こういう事はタイミングが大事なので、
「あ!」と気付いた瞬間に、躊躇なく注意できた田島は
本当に凄いと思います。
これは理想だけれど、普通の人はなかなかできない事です。



さて、試合。
前回の感想記事にも書きました通り、
試合の内容にもよりますが、
負ける時は多少の後悔があった方が良いと、私は思いますので、
「もっと練習しとくんだった」「もっと野球やりたい」と思って
試合を締められた崎玉は
まだ幸せな方だと思います。
崎玉は、大地くんというスタープレイヤーを得られた分だけ
普通レベルの県内野球部の中では、一歩リードしています。
(強豪校なら大地くんレベルの子は他にもいるでしょうが、
そうでない学校なら、今回の崎玉のように、
彼の加入があっただけで、公式戦を勝ち上がれてしまう)
彼が敬遠されても確実に点を取れるようにするという課題をこなして、
次は一つでも多く勝つ為に、頑張ってほしいです。

有名私立高のスカウト陣は、大地くんの存在を今さら知って、
さぞ悔しかったでしょうね。
大地くんが中学校で野球部に入っておらず、
シニアやボーイズでも野球をしてなかったのなら、
そりゃ、夏の大会までノーマークだったのは当然でしょうが、
打力不足に悩む学校は特に、
「こんなところにあんな逸材が!」と思ったはずです。
(と同時に、崎玉のチームとしての弱さを挙げて、
彼を他校に奪われずに良かった
──あそこで埋もれてくれてて良かったとも
思っているかもしれませんが)



さて、次回は、帰りのJR武蔵野線の車内の会話と、
スタンドでの観戦(+栄口君の友達登場)、
そして四回戦の終わりまで描かれるんでしょうか。
もしかしたら、阿部父の再登場まで行くかな??
(三橋が阿部の父親に声を掛けられる)

全体的に駆け足気味なのがちょっと心配ですが、
次回の放送も楽しみです!





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続きの感想も書きました。
第6話:大事

宜しければ合わせてどうぞ。


2010-05-01 03:39  nice!(0)  コメント(0) 

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