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感想@ドラマ「八日目の蝉」第5回:光の島*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

NHK連続ドラマ「八日目の蝉」の感想です。
今回は第5回「光の島」です。
私は原作の小説を読んだ事がありません。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第4回:恋

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年春 放送開始作品


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島の皆が
主人公の野々宮希和子(檀れいさん)に本当に優しいのが
よく伝わってきたので、
終盤では見ていて泣いてしまいました。

特に沢田昌江さん(吉行和子さん)から
「逃げや!」という電話を希和子が貰うシーン。
冷静に物を考えてみれば、
細かな事情は分からなくても
希和子が警察のお尋ね者らしいと分かった時点で
彼女を引き渡す方が良いと判断できるのでしょうが、
それが狂うぐらい、希和子は周りの人から愛されていたんだなぁと
思いました。
篠原文治からの愛情にしてもそうです。

これだけ希和子が島に馴染み、
人々から好意を寄せられたのを思えば、
仮に、彼女が不倫後の傷心旅行で
単身で小豆島を訪ねたとしても、
同じような結果になったかもしれません。
希和子はもう子供を産む事ができない身体だけれど、
文治さんだったら、それを引っ括めて
彼女を深く愛してくれたでしょう。
しかし、作中で希和子自身がモノローグで
心情を吐露していたように、
彼女にとって、薫のいない人生はあり得ないんですよね。



そして、希和子は薫の義母としてとてもよくやっていたけれど、
二人でいつまでもいたいと望むのは、
それがどんなにせつない願いでも
希和子の勝手なエゴでしかありません。
その裏では、恵理菜(薫の本名)を失って
ひどく苦しんでいる実の親がいるわけで。

今回、エンジェルの家で希和子が生活を共にした
沢田久美(坂井真紀さん)が帰郷しましたが、
息子を未だに諦めきれない久美(子供を奪われた母親)と、
罪を感じながらも娘を手放せない希和子(子供を奪った母親)が
再会して、仲良くしていたのは、
皮肉な話だなぁと思いました。



結局、こうして警察に捕まるまで、
希和子は、薫の幸せを願いつつも、
二人で一緒にいたいという自分の欲を捨てられなかったんですね。
今回、ちらりと出てきましたが、
あのまま二人が小豆島で生活を送っていても、
そのうち、薫の就学問題が露呈しますので、
希和子は遅かれ早かれ島を出なければならなかったでしょう。
薫が学校に行けない、そもそも戸籍もない状態なら
今の日本ではろくな人生を歩めないわけで、
希和子が薫の幸せだけを本気で望んだら
一刻も早く警察に自首しなければならなかったはずです。
でも、それが分かっていても、
希和子は逮捕されるまで、自分の欲を捨てられませんでした。
薫より自分の幸せを優先した
──と書くと、身も蓋もありませんが、
結果的にそうなってしまったほど、
希和子は薫を愛し過ぎたんだと思いました。



次回は最終回、しかも放送時間が拡大されるそうです。
希和子と薫が会う事はまず無いでしょうが、
文治さんと、恵理菜になった薫は会えるのかな。
見るのがとても楽しみです!




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続きの感想を書きました。
第6回(最終回):奇跡

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-04-29 01:48  nice!(0)  コメント(0) 
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