感想@ドラマ「ヴォイス〜命なき者の声〜」第4話:解剖台の上の親友*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
ドラマ「ヴォイス〜命なき者の声〜」の感想です。
今回は第4話「解剖台の上の親友」です。
フジテレビのチャンネルα枠の再放送で視聴しました。
ほぼ初見です。
前回の感想はこちら。
【第3話:5年前の母の死因は】
各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴】
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まずはあらすじから。フジテレビの公式ホームページより転載します。
東凛大学医学部の解剖室に、若い男性の遺体が運び込まれる。加地大己(瑛太)らゼミ生が遺体の前に立つ中、石末亮介(生田斗真)は、助教の夏井川玲子(矢田亜希子)が読み上げる遺体の情報に驚愕する。男性が、亮介の高校の同級生で山倉医科大学4年の五十嵐富士夫(田中圭)だったからだ。
刑事の大和田敏(山崎樹範)は、遺体発見現場の富士夫の部屋には大麻の吸殻、卒業アルバム、シーフードピザ、ジュースに浸かった携帯電話が残されていたと報告。また、大学内で大麻を売りさばいていたと噂される高沢(細田よしひこ)という男が行方不明になっていることから、富士夫も高沢のグループの一員だったのでは、と疑う。さらに、顔に殴られた跡が残ることから、大麻を使用した挙句に殴られて死ぬとはみっともない、とあざけるように言い放つ。すると、富士夫はそんなことをする男ではないと、亮介が激昂。解剖室を出ていってしまう。
その後、教授の佐川文彦(時任三郎)により行われた解剖の結果、富士夫の死因が大麻使用や暴行によるものではなく、窒息死であることが判明。大己、久保秋佳奈子(石原さとみ)、桐畑哲平(遠藤雄弥)、羽井彰(佐藤智仁)は、窒息の原因を推測し始める。
そんな折、逃走していた高沢が大麻取締法違反の疑いで逮捕される。大和田によると、捕まった高沢は、富士夫を殴ったことは認めているが、窒息に関しては知らないと話しているという。また、そもそも富士夫を殴ったのも、富士夫がピザを食べたからだと言う。仲がよかったはずの富士夫と高沢がどうしてそんなことになったのか——研究室に戻った亮介が疑問を投げかけると、大和田はそれを否定。富士夫は高沢に都合よく使われ、大麻の使用も強要された上、グループを抜けることも許されなかったらしいと話す。それを聞いた亮介は、1カ月ほど前、富士夫に会っていたことを大己たちに打ち明ける。 久しぶりに富士夫に会った亮介は、富士夫のサークルがクラブでやるイベントのチケットの購入を頼まれる。「クラブでイベント」が富士夫らしくないと思う亮介は、笑ってそれを拒否。ところが、高校時代の思い出話をするうち、亮介は富士夫が自分に何かを隠していると感じる。亮介が問い詰めると富士夫は、「来月には教える」と言い、ふたりはそれで別れる。それが、亮介が富士夫に会った最後だった。富士夫の変化に気づいてやれなかったと、亮介は悔しさをにじませる。
後日、大己らは、技官の蕪木誠(泉谷しげる)から富士夫にアナフィラキシーショックという急性アレルギー反応があったと聞く。それは、食べ物や薬物などの摂取が原因で引き起こされ、ノドに浮腫と呼ばれる腫れができて気道を塞ぎ、それによって窒息状態になることがあるという。富士夫は何に対してアレルギーを起こしたのか——大己の疑問に亮介は意外な答えを返す。
石末亮介(生田斗真)の友達が亡くなり、
検死対象となったお話でした。
今回はよくまとまっていたと思います。
友人の死体が大学に解剖対象として運ばれてきた……のは
都合が良過ぎる展開ですが、
このお陰で、
加地大己(瑛太さん)達が彼の死の真相を調べる理由ができました。
第1〜2話のように、彼らが警察とは別に、
独自に捜査をした事で得た推測話を
遺族に聞かせる展開よりは良かったと思います。
それに石末たちの友情もよく描かれていました。
特に、最後、
バレンタインデーのチョコレートの真相が明かされるのは、
その前の過去回想で流されたスカウトの真相と対になっていて、
ほろりと来る内容になっていました。
どちらも、その事を心の支えとしていたのに
実は相手が吐いた嘘だったと分かって
「なんだよ」と苦笑する展開になったのは、
私には、度が過ぎた内容の嘘だなと思えつつも、
二人がそういう事も平気で言えてしまうほど
親しい仲だったんだとも感じられました。
アレルギーというものを分かってない幼児や、
それが入っている事を知らずに
誤って口にしてしまった場合ならまだしも、
「××を食べたら苦しくなる」と分かっていて
それを食べるのは、
よほどの覚悟がないとできない事です。
私は軽い金属アレルギー持ちで、
たとえば、18金以上でないピアスをつけると
たちまちそこが腫れ、熱を持ち、痒くなるので
人からの貰い物でも、まずつける事はありません。
彼が、電話をするぐらいなら死んだ方がましだと考えたらしい事は、
シーフードピザを自分で食べたという行為によく出ていました。
また、携帯電話をジュース入りのコップに突っ込んだ点も
これの補足となっていたと思います。
個人的には、冒頭で、彼が死を選んだ原因を作った男が
その場から立ち去る際に落ちた卒業アルバムが
気になっていましたので、
(なんで卒業アルバムが開かれた状態であったのかと不思議でした)
その理由が分かり、また「なるほど」と納得もできたので
面白く視聴できました。
本放送では、前回の放送を見ただけで
リアルタイムでの視聴を止めてしまったので
惜しい事をしていたんだなと、改めて思い直しました。
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続きの感想も書きました。
【第5話:見えないスクープ写真】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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2010-04-26 23:19
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