感想@ドラマ「王様のレストラン」第9話:長い厄年の終り*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
ドラマ「王様のレストラン」の感想です。
今回は第9話「長い厄年の終り」です。
以下の記述にはネタバレがあります。
今回のフジテレビの再放送にあたり
ほぼ初見状態で視聴しました。
前回の感想はこちら。
【第8話:恋をしたシェフ】
各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめていきます。
【テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴】
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今回は、前回の放送の最後で詐欺に遭ったことが判明した
(青いヒヨコが孵るはずが、殻だけが青くて
中身のヒヨコは普通だった事が分かった)
ディレクト−ルの水原範朝(西村雅彦さん)のメイン回でした。
いかに支配人が駄目な人間かが描かれた後、
腹違いの兄弟であるパトロンの原田禄郎(筒井道隆 さん)が
麗しい兄弟愛を感じさせる熱弁を振るったり、
その支配人が、
もう関係修復は無理かとも思えていた
愛人・三条政子さん(鈴木京香さん)とも復縁したりして
見所はあったのですが、
私には面白く思えませんでした。
まず、合唱がわざとらし過ぎました。
「何故、ここで合唱?」と支配人と同じ疑問を抱けたのは、
脚本家の三谷さんの狙い通りでしょうが、
私は、そこから先が全く笑えませんでした。
皆が調子っぱずれの歌を合唱したり、その歌が歌謡曲だったり、
腹筋を鍛えながら歌ったり……と
いかにも三谷節な内容がてんこ盛りでしたが、
普段からこういう事で笑えない(おかしいと思えない)私には、
やられればやられるだけ
──つまり、皆の歌声を聞かされれば聞かされるだけ
気持ちが冷めていきました。
そこへ、原田禄郎の熱弁がやってくるので
彼の言葉は、私の中では上滑りをしてしまいました。
これまでの通り、ドタバタで思いきり笑った後で
こうしたシーンが流れれば、彼の台詞も沁みたでしょうが、
既に放送に飽きた状態で見てしまったので
「何だか真面目な事を言ってる」としか思えませんでした。
兄弟の話だからか、
千石武さん(松本幸四郎さん)が
完全に部外者だったのもなぁ……。
これまでの回が、千石さん抜きには語れないお話ですので、
たまにはこういうお話が一つぐらいあるのは
良いとは思いますが、
やはり、つまらなかったです。
全般的に物足りないなぁと思いました。
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続きの感想も書きました。
【第10話:去る者、残る者】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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