さくらもちモチ

感想＠ドラマ「素直になれなくて hard to say i love you」第1話：今、何してるの？*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ「素直になれなくて hard to say i love you」の感想です。
今回は、初回の第1話「今、何してるの？」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）記事でまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2010年春 放送開始作品】

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面白かったです。
主人公カップル（ナカジとハル）を主軸とした若者の群像劇で、
それぞれが実生活で強い悩みを持ちながら
嘘混じりのネットの繋がりに安らぎを求める姿は
若者の視聴者を中心に共感を得られるのではないかと思います。

でも、まぁ、フジテレビで北川悦吏子さんの脚本で
ツイッター（笑）なので、
ところどころ、失笑めいたツッコミを入れてしまいました。
フジテレビや日テレは、話題をドラマに組み込む事が好きですが、
上手く取り入れて視聴率にちゃんと繋げている日テレと違い
フジテレビは下手だなぁと思います。
以前の“婚活（笑）”の失敗が生かされているといいなぁ。
でも、「渋谷なう」の台詞が出てきた時には
どうしようかと思いました。
数年後──十年後に見たら、きっと爆笑ものでしょう。



主人公カップルの出会い方が最悪で、
女性主人公が全般的に意地っ張りで寂しがりやの性格、
男性主人公が中途半端に優しい性格
……は、北川先生の作品の定番とも言える設定です。
なので、特に新鮮味は無く、
台詞回しにも古めかしいわざとらしさがありましたが
安心して見ていられる部分もありました。

というか、作品のテンポもそうなのですが、
まるで、午後のフジテレビの再放送（チャンネルα枠）で
見た事がなかった昔のドラマを
今になって視聴している感じがしました。
新しいドラマなのに、
音楽の使い方や演出、お話の構成は
全般的に懐かしい感じがしたなぁ。
私はこういう方が好きなので、ちょっと嬉しかったです。

主要登場人物には何の興味もなく、
特に目を引く人もいませんでしたが、
脇を固めるキャストが演技派の人で固められていて
スタッフさんの気合いを感じられました。
あ、でも、関めぐみさんはきれいだと思いました。
お色気ムンムンだった井川遥さんといい、
女性陣は眼福だったなぁ。



恋愛経験不足のせいかのか
ナカジ（中島圭介/瑛太さん）に対して
既に惹かれているにもかかわらず、
それと当人から指摘されると
物凄い勢いで否定したハル（水野月子/上野樹里さん）が
かわいかったです。
ナカジが仕事の内容について本当の事を明かした際に、
ハルは無自覚の内に
ナカジにとって自分が特別である事を感じとっていて、
それを彼に認めてほしいんだろうなぁと思いました。
ナカジに恋人がいるらしいと分かって、
ぶつくさ言っている姿なんか、
本当に、恋する女の子でした。



個人的には、
実生活の人間関係ですら面倒臭いと思う事がある私には
逆にネットだけの方が（実際に会わない）
気楽でいられる部分があると思うので、
積極的に他人とリアルな繋がりを持とうとしている彼らが
羨ましいです。

今回のお話では、
“他人と繋がってない事に不安を覚える”系の問題は
出ませんでしたが、
ミクシィのようなSNSにしろ、ツイッターにしろ、
トラブルの事例を読むと、
皆と繋がりたいのに逆に疎外感を覚える羽目になって
辛くなるパターンがあるので、
（××にはコメントや返信があるのに自分にはない/
無視される/××がウザイ……とか）
ある程度、鈍感でないとやってられない部分が
あるのではないかと思います。
そういう点では、世慣れしている風なナカジは大丈夫でしょうが、
ハルみたいに、細かい事をいちいち気にしそうな人は
そもそもツイッターに向いてない気がしました。


思ったより、ツイッター（笑）話になってなかったので
ホッとしました。
次回も楽しみです。




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続きの感想も書きました。
【第2話：仲間、いますか？】

宜しければ、合わせてどうぞ。