さくらもちモチ

感想＠ドラマ「三代目明智小五郎〜今日も明智が殺される〜」第1話：モナリザの刺繍*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ「三代目明智小五郎〜今日も明智が殺される〜」の感想です。
今回は、初回の第1話「モナリザの刺繍」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。


各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）記事でまとめていきます。
【テレビドラマ感想一覧：2010年春 放送開始作品】

────

こちらは、放送時間が三十分
（CMを抜いたら賞味二十五分）という
最近の推理ドラマとしては非常に短い作品です。
そして、人気ドラマシリーズ“トリック”のように、
キャラクターの魅力＞＞＞＞＞事件の解明
となっています。
無理にジャンルをあげるなら、こちらは、
コメディ風ミステリドラマとでも言うべきでしょうか。

普通のミステリドラマならば、主軸になるはずの
殺人事件の捜査や真相の解明よりも、
探偵を中心とした登場人物の言動を楽しむ
いわゆる“ネタドラマ”だからこそ
可能な放送時間の短さだったと言えるかもしれません。
逆に言えば、三十分という短さだからこそ許される甘さが
作品にはありました。
今回のトリックは、普通のミステリドラマでは
まず許されないレベルですww
でも、他の部分（ギャグパート）がおかしかったので、
ミステリ部分の甘さは仕方ないか……と
思えました。



そう、ギャグ部分は可笑しかったなぁ。
“金田一”もとい“金田ー”の看板や、
解剖直前のツイッターwwには爆笑しました。
ツイッターについては、今度、他局にて
これをネタにした恋愛ドラマが始まりますけれど、
ああやって大袈裟に
「ツイッターものをやります！」との看板を掲げるよりも、
こういうふうに、
時事の小ネタとして作中でちょこっと出す方が
ずっと効果的だと思いました。
いやぁ……このドラマでのツイッターの出し方は
非常に上手かったです。
ドラマのタイトル“今日も明智が殺される”からして、
主人公の明智中五郎（田辺誠一さん）が
毎回殺されるのが定番になるようなので、
あの解剖医も毎回出てくるといいなぁと思いました。
そして、いつまで経ってもデビューできないでいると
いいですよね。


今回の犯人役だったゲストの要潤さん。
この大家さんだけに限った事ではないですが
イロモノのキャラクターがハマりますね！！
彼が何かする度に、私は笑ってしまいました。

明智の相棒役・小林少女の小池里奈さんは──
青年漫画の週刊誌などでグラビアもやっている方に
こう書くのは失礼なのでしょうが、
彼女が美少女でないところに、作品のリアルさがあって
良かったと思いました。
主演の田辺誠一さんがイイ男なので、
恋愛ものでないこちらの作品の相方は、
美人さんじゃない方が、見ていて疲れないので……。
“私たちの身近によくいる程度のかわいい子”として
小池さんがキャスティングされたなら
ぴったりだったのではないでしょうか。
素人くさい、ちょっとわざとらしい演技も、
この作品にはハマっているので、吉と出たと思います。

そして田辺さん。
いい感じで力が抜けていて、適役だなぁと思いました。
いつも、モテモテの色男系の役が多い田辺さんですが、
こういう役で主演が来るのは
今後の彼にとっても良かったのではないでしょうか。



今期は、正統派のミステリドラマの放送が多いので
こちらの作品が、コメディの部分を多くして、
敢えて正統派から脱した事は
ドラマの特色が出ていて良かったと思います。
他作品との差別化に成功していたとも思えました。

次回も楽しみです！




────
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます


続きの感想も書きました。
【第2話：黒いピエロ】

宜しければ、合わせてどうぞ。

コメントを書く

コメント投稿に失敗しました。

未入力の項目があります。

認証コードが一致しませんでした。

半角英数字のみのコメントは受け付けできません。

お名前：[必須]
URL：
コメント：

画像認証：	下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。