感想@ドラマ「王様のレストラン」第4話:偽りの料理の鉄人*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
ドラマ「王様のレストラン」の感想です。
今回は第4話「偽りの料理の鉄人」です。
以下の記述にはネタバレがあります。
今回のフジテレビの再放送にあたり
ほぼ初見状態で視聴しました。
前回の感想はこちら。
【第3話:ヤメてやる、今夜】
各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめていきます。
【テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴】
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今回も大変面白かったです。
やっぱり私は、ベル・エキップの面々が
厨房とフロアでバタバタしているのを見るのが
好きみたいです。
腰は低いけれど押しが強い事から
従業員の猛反発を食らっている千石武さん(松本幸四郎さん)。
今回は、皆からのボイコットを受けて
彼やオーナー原田禄郎(筒井道隆さん)だけで
お店を開く羽目になりました。
ここでポイントになるのが、
後半で原田禄郎が千石さんに頼んで
メートルの梶原民生(小野武彦さん)に頭を下げさせたように、
千石さんが何でもできたんじゃ駄目なんですよね。
それだと、従業員たちに
「じゃあ、自分たちは要らないじゃないか」と言われて拗ねられて、
関係が更に悪化してしまうので。
だからこそ、駄目な千石さんの姿を従業員に見せる事で
彼らに「そんなんじゃ駄目だ」
「やっぱり自分たちがやらなきゃ」と
奮起させる必要があるのですが、
従業員たちの間で絶大な影響力を誇る磯野しずか(山口智子さん)が
事ある度に、彼らを締めつけていたので、
放送の中盤まではなかなか大変でした。
しかし、最も強く反発していたしずかが最初に折れたのは
それ以外に解決策がないとはいえ、良かったなぁ。
しずかは、前回のクビきり騒動でも伺えたように
アネゴ肌というか親分気質なんですよね。
だからこそ、皆への影響力も半端ないので、
彼女さえ陥落させてしまえば、後は簡単
──この放送でも、皆が進んで調理を行ないました。
この時、しずかを始め
皆が嬉しそうにしているのも大変良かったです。
この仕事が好きなんだ!という気持ちが伝わってきました。
また、皆の楽しそうな様子が
いつまでも面子(余計なプライド)を捨て切れない
梶原さんと対照的になっていて
面白かったです。
目的の為なら頭を下げられる千石さんの懐の深さと、
序列と体面ばかり気にしている梶原さんの
人間的な比較にも通じていました。
オーナーの鈍感さ&お坊っちゃん振りは
暫くはこのままでいくのでしょうか。
政子さんが自分を好きだなんて誤解している辺り、
いかにも世間馴れしていないようで、見ていておかしいです。
また、純朴なキャラクターの悪気が無い言葉で
事態がどんどん悪化していく様子は
三谷脚本ならではの毒(お話の妙でもあります)だなぁと
思いました。
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続きの感想も書きました。
【第5話:奇跡の夜】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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