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感想@ドラマ「八日目の蝉」第2回:エンジェルの家*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

NHK連続ドラマ「八日目の蝉」の感想です。
今回は第2回「エンジェルの家」です。
私は原作の小説を読んだ事がありません。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第1回:逃亡

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめていきます。
テレビドラマ感想一覧:2010年春 放送開始作品


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まずはあらすじから。

希和子(檀れい)は名古屋に流れてくる。公園でホームレスのような老女、中村とみ子(倍賞美津子)に話しかけられ、ごみ屋敷のような家につれて行かれる。とみ子は、「あんたのような女はエンゼルさんのところへ行くのがいいよ」と告げる。エンジェルホームとは傷ついた女たちだけが共同で暮らす宗教施設。希和子は、近くにやってきたエンジェルホームの移動販売車の女にホームに連れて行ってほしいと頼む。もう一人、車に乗り込んできた沢田久美(坂井真紀)と一緒に、サライと名乗る女(高畑淳子)から入居の審査を受けるが…。  そして現在。恵理菜=薫(北乃きい)が男(岡田浩暉)に別れを告げている。身中に新しい命を感じながら、蝉時雨の中に立ち尽くす…。

[NHK 公式ホームページ]より転載。


野々宮希和子(檀れいさん)は、
現在、刑務所で服役中なんですね。
自首なのか、それとも逮捕されたのかは分かりませんが
とりあえず穏やかな様子でいられているようで良かったです。

一方で薫──秋山恵理菜(北乃きいさん)は大変だなぁ。
希和子が堕胎して、あの先、産めなくなったのを思えば、
まだ産める可能性があるだけ、薫はましなのかもしれません。



さて、何やら問題があるらしい
老婆・中村とみ子(倍賞美津子さん)との出会いを経て、
希和子が宗教施設の“エンジェルの家”に入りました。
この施設、とりあえず他人に危害を加えるといった
攻撃的な宗教ではないようですし、
お金も、所持金を全て巻き上げる程度で
怪しいツボや印鑑の売買をしているわけでもないようなので、
比較的マトモそうでしたが、
最初に出てきた移動販売車で
「これは良い水だよ〜。軽いアトピーなら治るよ」と
言っていたのは、頂けなかったです。
こういう、根治の難しい病気に関しては
洒落にならない(藁をも掴む人がごまんといる)ですし、
何より、水を飲んでアトピーが治るわけがないので
「これって詐欺に当たるよなぁ」と思いながら
見てしまいました。

中村とみ子は、希和子に貸した部屋の内装からいって、
幼い子供を亡くした後、心が少し病んでしまったのでしょうか。
希和子と一緒にエンジェルの家に入居した
沢田久美(坂井真紀さん)もそうでしたが、
このお話の登場人物は
自分の子供に対して因縁を持つ人が多そうです。



そのエンジェルの家への入居試験。
結局、自分の身の上を素直に詳しく白状した人だけが残れた
……こういう結果でしたね。
今回の問答のような質問
“あなたは男ですか女ですか”との答えは
出されませんでしたが、
これは、よくありがちな“人間です”との答えになるのでしょうか。

この分だと、恐らく、
上記のテスト(教育)を行なったサライ(高畑淳子さん)も、
子供を亡くしたり奪われたりして、辛い目に遭っていそうです。
今回、希和子たちが身の上話を明かしたように、
いつかサライも彼女自身について語るのかなと思いました。



ところで、希和子は警察によって指名手配され
追われる身になりました。
ここを追い出されたら大変ですから、
久美と同様に、必死になっていましたが
本当の事は言えないので、二度目の会話の時も嘘を吐いていました。
多分、一度目の時もそうだったのでしょうが
希和子には嘘を吐いている自覚があまりないように思えます。
おそらく、何も考えなくても
あの言葉がすらすらと出てきてしまったんだと……。
さすがに、希和子が現実と妄想を混同する事はないけれど、
今さら嘘を考える必要がないほど
自然に、よどみなく、自分に都合の良い嘘を言えたんだと
思います。

次週は、マスコミによって
希和子がエンジェルの家にいる事が
とうとう突き止められるみたいですが
どうなるのかがとても楽しみです。




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続きの感想を書きました。
第3回:悲しき女たち

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-04-07 21:28  nice!(1)  コメント(0) 
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