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感想@ドラマ「踊る大捜査線」第4話:少女の涙と刑事のプライド*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

ドラマ「踊る大捜査線」の感想です。
今回は第4話「少女の涙と刑事のプライド」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。

私はこちらの作品をリアルタイムで視聴していました。
よって、記事の中で先の展開に触れる場合があるかもしれません。


前回の感想はこちら。
第3話:消された調書と彼女の事件

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめていきます。
テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴


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この回は、
青島刑事と室井管理官──二人のお話です。
前回までの青島刑事の働きを受けて、
警察を内部から変えたい室井管理官が
彼を捜査一課に推薦するべく、
その取っ掛かりとして、湾岸署から借り出しました。

刑事ドラマに限らず、
“大事と小事、どちらを優先するか”というテーマは
主人公が必ず一度は通る命題です。
で、大事の為に小事を犠牲にするのは納得がいかないとして
主人公が怒りを露にするのも、王道展開です。

また、こちら“踊る〜”では、
本店(警視庁捜査一課)と支店(所轄署)の対立も
よく描かれており、
今回のお話でも、本店の不遜な言動が逐一見られると共に、
彼らに馬鹿にされっぱなしだった湾岸署の捜査員が
最後に意地を見せて、見事に彼らの鼻を明かすという
爽快感のある作りになっています。
大抵、所轄署が主人公のお話しでは、捜査一課は悪く描かれ、
逆に捜査一課が主人公のお話では
所轄署は悪く描かれるものですので、
こうした偏った人物描写においては
こちらの“踊る〜”も他の刑事ドラマと変わらないのが
少し残念ですが、
その“悪い”捜査一課をまとめる者として
“良い”室井管理官がいるのは面白いです。



警察官と言えども出世問題とは無関係でいられませんが、
青島刑事は、今回のお話で、
その醜い争いから自主的に脱却しています。
初回の青島刑事なら、
やりたい事(殺人事件といった衝撃的な事件の捜査)を
させてもらえない現状を、強く不満に思っていた事から、
捜査一課に栄転できるかもしれないこの好機を
最大限に生かしたかもしれません。
しかし、この回での彼は、
「それではやりたい事ができない/人を助けられない」と、
明確な意思を見せています。

また、今回は
これまで分からなかった
警察庁内での室井管理官のビミョーな立場が
ようやくはっきりと描かれ始めた回でもありました。
警察庁の花形部署である捜査一課ですら、一枚岩とはいかず、
皆が自分の出世と保身の為に必死になっていて、
警察官が本来、大事にしなければならない事を
忘れているように描かれているのも、
定番描写ですが、面白かったです。




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続きの感想も書きました。
第5話:彼女の悲鳴が聞こえない

宜しければ合わせてどうぞ。


2010-04-04 00:55  nice!(0)  コメント(0) 
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