感想@ドラマ「臨場」第10話(最終回):十七年蝉*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
連続ドラマ「臨場」の感想です。
今回は第10話「十七年蝉」です。
最終回です!
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいませんが
こちらのドラマをリアルタイムで視聴していました。
(内容はうろ覚えです)
前回の感想記事はこちら。
【第9話:餞〜はなむけ】
各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめていきます。
【テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴】
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最終回です。
十七年前の連続殺人事件で使われた拳銃による
新たな殺人事件が起こった事で
当時の事件も掘り起こされるという
ミステリでは定番の内容でした。
但し今回は、主題は犯人探しでなく、
倉石義男(内野聖陽さん)を中心とした
当時の関係者が持つ現在までの思いが
メインに描かれていたと思います。
「事件を解決する」と誓っておきながら
個人的な都合で放棄した立原真澄(高嶋政伸さん)の悔い、
そして、倉石の被害者の夫という立場での心の痛み、
検視官になれてなかった頃の、自分の未熟さ故の辛さ、
現在の、検視官という職務に対する責任感と誇り……などが
細部に渡ってよく描かれていました。
結果的に、倉石と立原──立場の違う二人が、
それぞれの仕事を完璧に行なう事で
現在と過去の事件の真犯人が分かり、
倉石が立原を認める発言もして
(立原に事件を解決してもらったという台詞
/これで立原の胸中は楽になったはず)
終わりますが、
二人にとって過去の事件は過ぎた事で、
これが解決したからといって、何が変わるわけでもない
──倉石の妻が生き返るわけではないのが、辛いです。
しかし、こうした心の痛みを乗りこえて
人は生きていくんだなというのも
伝わってきました。
個人的には
倉石の妻がまだ生きていた頃の自宅のシーンで、
当時から室内には花がたくさん置かれていたものの、
今ほどでなかったと分かるのが、見ていてぐっときます。
この十七年間、妻を亡くした後の倉石は
毎日毎日、草花に声を掛けて水をやった結果、
あそこまで増やしたのかと思うと……辛いです。
花が増えただけで、月日の経過の無情さが伺えました。
実は、今回、第一期の録画分を見直している最中に
図書館で原作の小説を借りてきましたので
これから読みます!
ドラマの感想を書き終えてから読もうと思っていたので
すっごく楽しみです!!
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続きの感想も書きました。
【第2シーズン 第1話:封印〜前編】
(4/8 追記)
原作の小説も読み、感想を書きました。
【感想:小説「臨場」横山秀夫著】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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2010-04-02 14:35
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