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感想@アニメ「おおきく振りかぶって*再放送」第10話:ちゃくちゃくと*ネタバレあり [おお振り:アニメ感想]

アニメ「おおきく振りかぶって*再放送」の
第10話「ちゃくちゃくと」の感想です。

おおきく振りかぶって(4) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: DVD

以下の記述にはネタバレを含みます。

私は原作の愛読者で、
漫画が掲載されているアフタヌーンも毎月読んでいます。
記述の中で、アニメ化・単行本化されてない部分にまで
言及する可能性があります。


前回の感想はこちら。
第9話「過去」

アニメ“おお振り”の感想記事のURLは、カテゴリ分けしている他、
こちらのインデックスページでもまとめています。
アニメ感想記事 一覧:おおきく振りかぶって


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この回は……原作もそうですが
とにかく濃い!!!
未だに伝説として語られているといっても過言でないほどの
名シーンばかりです。

特に
・田島が三橋の背中に“1”を書くシーン
・花井が全員一致でキャプテンに選ばれるシーン
・阿部が三橋に「三年間、怪我も病気もしない」と言うシーン
・三橋の誕生会
は、素晴らしいです。



まず最初。
田島が三橋にエースナンバーである1番をあげるシーン。
本誌感想でも何度か書いていますが、
田島って、家では末っ子で
他の家族にたっぷりとかわいがってもらったからか、
その経験を友達に返しているような部分があると思うんです。
(人にしてもらった嬉しい事を
今度は自分が誰かにしてあげるみたいな感じで)
田島の一連の行動は、勿論、彼自身の意思によるものなのですが、
こういう優しい言動の下地は、絶対に、
良質な愛情を幼少時からたっぷりと浴びたお陰で
作られたのではないかと、思えてならないです。
他の皆が「こんな事」としているのが
実は三橋にはとても大事で、
その気持ちを田島が汲んでいたと分かるのも良いなぁ。



次。花井のキャプテン就任。
これ以上、適任者はいないだろうと思えるほど
キャプテンにぴったりな花井君。
彼は、寧ろ他の子がキャプテンになったら
もどかしくなりそうなほどの世話焼きキャラです。
その彼が、勉強会の段取りで
さっそく皆をまとめる仕事をしているのがおかしいです。
花井君は、打者としても、野手としても
(原作では、外野手・投手の他に捕手の練習もしてますので)
他の部員よりたいへんなのですが、
それをあまり苦としていないのも良いですね。
また、お母さんも、
息子がこういう役回りで頑張っているのを
秘かに応援しているらしいのも
素敵です。



阿部が三橋に「三年間、怪我しねぇ。病気しねぇ」と
言い切るシーンは……
結局、この時の言動が、
阿部が思っていた以上に三橋の中で大きくなってしまい、
遂には、阿部が怪我を負った事で、
三橋も阿部も、大きなハードルを超える必要性が出てしまいました。
でも、この台詞は好きだなぁ。
自分が捕るなら良い投手になれると
初めて彼自身を肯定する発言をした三橋の為に
阿部がわざわざ言ってやった言葉ですものね。
阿部には、こういう“決め台詞”が多いのですが
その中でもこれは、私の中で三本指に入る台詞です。



最後のお誕生会は、言うまでもないでしょう。
この回、私には作画がビミョーに思えますが、
原作通りに描かれたお誕生会の内容が、とにかく素敵で、
見ているだけでホロりときてしまいます。
皆で三橋の誕生日を祝ったり、
既に誕生日を迎えていた巣山や花井の為に仕切り直したり、
阿部の計らいで、三橋の九分割を披露したり……と
とにかく内容が濃いエピソードでした。

個人的には、
帰宅した三橋のお母さんが、息子を呼ぶ時に、
田島たちが「鳥?」と言っていた声がどうなのか、
想像がつかなかったので、
これを実際の声で聞けて嬉しかったです。
確かに鳥でしたww



このお誕生会は、
アニメ第1期総集編のDVD(夏のスコアブック)にも
新たに収録されているようで……
これを見る為だけに買いたくなりました。





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続きの感想も書きました。
第11話「夏が始まる」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-04-02 00:24  nice!(0)  コメント(0) 
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