感想@ドラマ「臨場」第3話:真夜中の調書*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
連続ドラマ「臨場」の感想です。
今回は第3話「真夜中の調書」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいませんが
こちらのドラマをリアルタイムで視聴していました。
(内容はうろ覚えです)
前回の感想記事はこちら。
【第2話:赤い名刺】
各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめていきます。
【テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴】
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こちら“臨場”の主人公は
倉石義男(内野聖陽さん)ですが、
前回が一ノ瀬和之(渡辺大さん)のメイン回だったように、
今回は、引退間近の刑事
佐倉鎮夫(小野武彦さん)の視点で進むお話でした。
今回は、事件はとりあえず解決するものの
後味の悪さが少し残ります。
私も、被疑者(父親)の誤解の話は覚えていましたので
彼がずっと持っていた
“息子が自分の子であるか否か”へのこだわりには
苦々しい思いがしました。
ABOで区別する血液型が危ういのは
私も知識としてありましたが
さすがに、今回のような事例では
「自分の子じゃない」とした父親の気持ちは理解できます。
十数年前の話では、更に仕方ないでしょう。
それでも、倉石が被疑者に言った
「お前なんざ父親じゃねぇ」という台詞には
心から共感します。
無理もないと言えると同時に
中盤までは、この父親を見る度に
気分が悪くなります……。
倉石に言われてもまだ言葉の意味を理解してなかった被疑者に
小坂留美(松下由樹さん)が、推測を伝えるシーンは
見ていて苦しくなります。
全くその通りだと、私も思います。
科学捜査(DNA検査)を元にした刑事の発言で、
被疑者が、真犯人を庇うか否かを決める
──これは、当の被疑者も真犯人も哀れですが、
自分の捜査に誇りを持っていた佐倉刑事も
これには参ったでしょうね。
でも最後に、釣り堀にいた倉石に話し掛けた佐倉刑事が
明るい顔をしていたので
少し救われた気もしました。
あの親子三人が本当に幸せになるまでは
まだまだ掛かるでしょうが、
父親が、“うまくもなければまずくもないラーメン”を食べる事で
大きな一歩となればいいなと
心から思います。
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続きの感想も書きました。
【第4話:眼前の密室】
(4/8 追記)
原作の小説も読み、感想を書きました。
【感想:小説「臨場」横山秀夫著】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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2010-03-29 22:50
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