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感想@ドラマ「臨場*再放送」第1話:鉢植えの女*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

連続ドラマ「臨場」の感想です。
今回は初回の第1回「鉢植えの女」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。

私は原作の小説を読んでいませんが
こちらのドラマ(第一期)をリアルタイムで視聴していました。
(内容はうろ覚えです)
この春(2010年春)から第二期が放送開始!であるのを受けて、
現在、テレビ朝日では第一期の再放送が始まりましたので、
それに合わせて感想を書いてきます。


各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめていきます。
テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴

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こちらの作品に対しては
本放送の時も楽しく視聴していたので
今回の再放送と続編放送は、とても嬉しかったです。
家庭菜園と室内でのガーデニングを生き甲斐として
普段はちゃらんぽらんでだらしないところを多々見せながらも、
仕事では、恐るべき観察眼&洞察力で臨むという彼が
とても魅力的です。
やはり、こういう刑事ドラマ(ミステリ)の主役は、
キャラクターが立ちやすい分、
天才肌の人が主役を務める作品が面白いと思えます。

今回は、二件の死体が出た事件を用いて
主要キャラクターとその関係性をも深く描いています。
仕事に対して常に真摯な態度でいる
主人公・倉石義男(内野聖陽さん)と
彼のような検視官になりたいと望む小坂留美(松下由樹さん)。
そして、倉石に対して何か思う事があるらしい
立原真澄警視(高嶋政伸さん)と
彼に唆されて、腰掛けのつもりで検視官見習い(心得)をやっている
一ノ瀬和之(渡辺大さん)……。
この、倉石を巡って
皆がそれぞれビミョーな感情を抱いているのを見るのも
こちらの作品の醍醐味だと思います。

最後、軽い火傷を負ってまで被害者の身になってみた
小坂さんを心配して、
絆創膏(しかもかなり古びてるww)を与える倉石さんと、
それをはにかみながら喜ぶ小坂さんが
私はとても好きです。
恋愛とも単なる仲間とも違った信頼関係が
この二人にはあると思います。



さて、事件について。
冒頭のアベック心中事件は、言わば一ノ瀬に与えられた課題で、
種明かしは最後になされます。
こちらは、検視官の仕事内容を
詳しく視聴者に見せるのに使用された事例とも
言えると思います。



で、サブタイトル“鉢植えの女”は、
二つ目の事件に掛かってくるわけですが……
私は、
“被害者が暖を取る為に剥き出しの電球を抱いた”というのが
よほど頭に残っていたらしく、
この再放送を見るまで、お話そのものは忘れていたものの、
倉石たち検視官チームがあの現場に入って、
服の背中に埃が付いていた/電球には付いてなかった云々との
現場検証を始めた時に
「あ、これは確かこうだったはず!」と
上記の事を思い出しました。
今はまだ、一般家庭では電球が主流ですので
こちらの“理由”がまかり通りますが、
そのうち普通の家庭でもLED電球が主に使われると思うと、
「なんで電球?」と分からなくなる人が出るかもしれません。
(LED電球は、明るいものの発熱しません。触っても熱くないんです)

私も最初に見た時は、
自分で自分の頭をダンベルで殴って自殺はないと思いましたので、
てっきり、被害者が電球を替えようとして脚立か何かから落ちた
→頭が落ちたところに、たまたまダンベルがあったのではないかと
想像しました。
あそこで被害者が自らの死を望んだ件は
今でも引っ掛かるものを覚えないでもないですが
彼が持病を抱えていたのを踏まえると、
あの時の彼が精神的に追い込まれていたであろうことは
ちゃんと理解できます。


久し振りに見たら、やはり面白かったので
嬉しかったです。
こういうふうに、事件をどっしりと描いてくれるミステリドラマは
良いですね。
視聴者としては、本当に有難いです。




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続きの感想も書きました。
第2話:赤い名刺
(4/8 追記)
原作の小説も読み、感想を書きました。
感想:小説「臨場」横山秀夫著

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-03-29 22:14  nice!(0)  コメント(0) 
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