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感想:NHK大河ドラマ「龍馬伝」第13回 さらば土佐よ*ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の感想です。
今回は第13回「さらば土佐よ〜第1部、クライマックス」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第12回「暗殺指令」

各回の感想記事のURLはこちらのページでまとめています。
感想一覧:NHK大河ドラマ「龍馬伝」


────

サブタイトルにもあります通り、
今回は、龍馬が脱藩する(土佐藩を捨てる)お話でした。
また、ウィキペディアによると
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E9%A6%AC%E4%BC%9D
こちらの作品は四部構成だそうで
以下の通りになっています。
SEASON1「RYOMA THE DREAMER」(第1回〜第13回)
SEASON2「RYOMA THE ADVENTURER」(第14回〜第27回)
SEASON3「RYOMA THE NAVIGATOR」(第28回〜)
SEASON4「RYOMA THE HOPE」

つまり、今回で「RYOMA THE DREAMER」が終わった事になります。



第1期の総括は後でまとめますとして
まずは今回の感想から記していきます。

悪くはなかったと思います。
しかし、私の好みを物差しにすれば
“良かった”と手放しで褒める事はできませんでした。
なんか、中盤のテンポの悪さが気になりました。
今回は、脱藩に対してこれまで否定的だった龍馬が
いよいよ決意し、
また、周囲の人間もそれを知ってそっと送り出すという
重要な回なので、
相応に大事に作られたのだとは、私にも分かりましたが
この龍馬伝において頻繁に漂っているだらだら感が
今回もあったと思います。
特に今の私は、昼間に民放の韓国ドラマを見ていて、
韓国贔屓でない私でも、あのさくさく感(テンポの良さ)を
心地よく思っているので
余計にそう感じたのかもしれません。

しかも、前回の放送の最後に流れた
“次回予告”でのアオリに使われた吉田東洋の暗殺が、
最後の最後、たった三分で終わってしまったのが
非常に残念でした。
こちらの作品は龍馬が主人公ですから、
脇役よりも尺を多めに取ってもらうのは当然ですが、
龍馬関連のシーンでぐだぐだやっているなら、
この吉田東洋暗殺のシーンを、せめて五分、
できれば倍の六分にしてほしかったなと思えてなりません。



その、吉田東洋の暗殺シーン。
殺陣は迫力がなくて、なんか駄目駄目でした。
(雨で見辛いのもあったと思いますが、
見えない/分かり辛いからこその
演出や撮影方法があったと思います。
勿論、スタッフさんはその手のプロなので
こんな事は、素人の私が書かなくても重々承知しているでしょうが
多分、スタッフさんが考えているより
今回の迫力はお茶の間に全然伝わってなかったと思います)
でも、吉田東洋がグハァと苦悶を漏らしているのは
いかにも老人ぽくて、良かったです。
あれは、若者が斬られた声(「ギャ−」系)とは
全く違っていて、
声からも年齢を感じられて、凄いなと思いました。

あぁ、でも、これでもう次回から
吉田東洋は出ないんですね。
私は、この龍馬での福山雅治さんの演技は
わざとらしくて好きではないのですが、
龍馬が吉田東洋と絡む時は、吉田東洋の迫力が凄過ぎて
龍馬が圧倒されているのが肌で感じられましたので
例外的に好きだったんです。
それが無くなるのが、本当に惜しいです。



さて、その他の人々。
岩崎弥太郎については、今回はやはり、
龍馬毒殺未遂事件が一番だと思います。
「お茶を口に含んだ瞬間に血を吐くってどんな毒ww」と
ツッコミを入れずにはいられませんでしたので、
あれが実は岩崎弥太郎の想像だったと分かり、
別の意味でもホッとしました。
一度は本気で龍馬を殺そうとしたものの、
その直前になって彼を助けたのは
いかにも岩崎弥太郎らしい行動だったと思います。
龍馬に対する岩崎弥太郎の気持ちは
始終、複雑なので、
そういうのもよく出ていたと思います。


脱藩する覚悟を決めた龍馬を送り出した坂本家について。
私は、史実がどうなのかを知りませんが、
一家で諸手をあげて龍馬を送り出すエピソードは
ちょっとそらぞらしくて嫌でした。
この時代の脱藩の重さは、作中でも少し説明されていましたが、
皆で龍馬に餞別を贈る事で、逆に軽んじていると思えました。
現代の引っ越しとは違い、
藩(つまり江戸幕府)を敵に回すわけですし……。
坂本家は、借金の台帳を手に入れる事で
先に手を打とうとしますが
そんなものは踏み倒されたら終わりですし、
それはそれ、これはこれと別問題にされて
坂本家全体に処罰がくだる事も可能性として充分に高いです。
なにより、ああして噂になる事で
お家の面子が丸つぶれですからね。
(たとえば、話が決まっていた縁談が潰れるぐらい)
せめて、幼年期の龍馬の面倒をなにかと見ていた
姉・乙女さんだけが
唯一の例外として龍馬の味方をし、
彼の旅支度を秘かに整えていた……としてほしかったです。
大河ドラマは主人公を必ず正当化しますが
こういう点でも、偽善者っぷりが出ていたように思えます。



武市半平太については、ちょっと物足りなかったなぁ。
今回の彼は、表舞台には出ない
(事件の黒幕として存在する)ので
仕方ないと言えばそうですが。
出番が少ないにしろ、彼の暗黒面(笑)を
もうちょっと強く出してほしかったです。






────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第14回「お尋ね者龍馬」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-03-29 22:10  nice!(1)  コメント(2) 
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コメント 2

しん

今回は、なんか伏線ずくめで小奇麗にまとめた感がありましたね。
ハルイが起こすシーンが軸になって、才谷屋、暗殺後日談、脱藩てな感じで・・・視聴者的には、ありがたいですが、ちと解説チックな流れでしたね。
その中で際立ったのがチョイ役で出てきた、奉行所のおっさん(ヤタロんちで書面を読み上げた人)なかなか、間のある重厚な演技するな・・・と思ったら、、、エド山口さんでした。さすがイイ役者さんは通りすがりでも際立ちますね。

by しん (2010-03-29 20:32) 

さくら

■しん様
初めまして、こんにちは。コメントありがとうございます。

挙げて下さったシーンでは
私は岩崎弥太郎を中心に見ていましたので、
その方に対しては、
しん様が仰るような「重厚な演技」とは思えませんでしたが、
そのように注目されたんですね。
まるでその方の宣伝のようなコメントで
しん様がその方をとてもお好きなのがよく分かりました。
by さくら (2010-04-07 22:56) 

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