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感想:ドラマ「特上カバチ!!」第10話(最終回)「最後の敵! それは父!!」*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

TBS日曜劇場のドラマ「特上カバチ!!」の感想です。
今回は第10話「最後の敵! それは父!!」です。
最終回です!

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んではいませんが、
フジテレビでのドラマは見ていました。


前回の感想はこちら。
第9話「サギ師があなたを狙ってる」

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年冬 放送開始作品(1〜3月)


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前回の感想記事にも書きましたように、
今回は、全ての放送が終了した後に
第9話〜最終回の録画分を続けて視聴しました。

第9話も面白かったですが
今回は更に輪をかけて面白かったです!
視聴率を見てみると、この最終回は逆に下がっていますが
これは勿体ないなぁと思いました。
ただ、このように視聴率が下がってしまった原因は、
序盤での失敗が大きく響いて、
・一度離れた視聴者を呼び戻せなかった
・新たな視聴者を掴む事ができなかった
せいだと思います。



今回は、多重債務整理の案件でした。
これを一本化するのを仕事にしている会社は
私も、電車や街の広告で頻繁に目にします。
私は借金を抱えてませんので
(基本的に現金で支払っています。カードも滅多に使いません)
今のところは縁がない世界ですが、
借金とその利息を支払う為に別の金融業者から借金をし、
それが雪だるま式に増えていって首が回らなくなるという経緯は
私にも理解できますので、
こういうのに縋る人は大変なんだろうなと察してはいました。

で、多重債務で本当に苦しんでいる人を
食い物にする悪い人がいるとも
話には聞いていましたが、
実例として見るのは初めてでしたので
今回は、いつも以上に勉強になりました。
つか、世の中は怖い……!!
こういう場合
当人は藁をも縋る思いで駆けこんでしまうので
たちが悪いですよね。
また、そんな悪徳弁護士(ゲストキャラクター)を
坂口憲二さんが好演していました。



正直、田村勝弘(櫻井翔さん)の父親が
実は黒い噂を持つヤメ検弁護士だという設定は
余計だと思いますし、
「何故、弁護士を目指さないのか」という問いの答えも
非常に曖昧で、ツッコミどころが多いものでしたが、
あの変な演出も極力省かれていて
ドラマとして成功していたと思います。

ぶっちゃけ、序盤(第1〜3話ぐらい)とは
全然違うドラマになってましたよね。
最初からこういう感じでドラマを作っていれば、
もっと視聴率が取れていたはずなのに……と
素人ながらに思わざるを得ません。
その前の“JIN”が好評で、
時には20パーセント超えもたたき出していたのに、
この“特上カバチ”は10パーセントに届いてませんからね。
いくら、最近の視聴者のドラマ離れが激しいとはいえ、
これは低いです。
この作品がいかに視聴者を逃してしまったかは
数字に明確に出ています。

そして、話を戻しますが、上記の後者の問題。
(何故、行政書士にこだわるのか)
今回、田村勝弘は、
「一般人に気軽に法律問題を相談してほしいから」という理由を
口にしましたが、
私たち法律の素人からすれば、
弁護士も行政書士も、敷き居の高さに変わりがありません。
寧ろ、相談を持ちかけて
「いや、それは行政書士ではできない事なので」と
断わられるのであれば
最初から弁護士に依頼した方が早いです。
また、田村勝弘自身についても、
やりたい事は弁護士の仕事そのものなんですから
資格もないのに危うい橋を渡ってヒヤヒヤするよりも
とっとと司法試験を受験した方がいいと思います。
彼が、庶民に親しまれるような
門戸を大きく開いた弁護士になればいいだけの話です。
なので、彼にしても住吉美寿々さん(堀北真希さん)にしても
説得力のない台詞だなと思いました。



色々と惜しい点はありましたが
この最終回が面白かった事は事実です。
脇を固める俳優さんも豪華だったのも合わせて、
本当に、序盤で勿体ないことをした作品でした。






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感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。


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2010-03-27 20:22  nice!(0)  コメント(0) 
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