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ドラマ感想@第2回ドラマ原作大賞「記憶の海」第3話「山内教授の記憶」*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

3/22から四夜連続で放送される
第2回ドラマ原作大賞「記憶の海」の感想です。
今回は第3話「山内教授の記憶」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んだ事がありません。


前々回・前回の感想はこちら。
第1話「小野里美の記憶」
第2話「殺人者の記憶」


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放送の後半は泣けたなぁ。
あれはズルいと思うww
でも、良いシーンでした。


実は、今回の放送の序盤は
他の感想記事を書きながら見ていたので、
視聴に集中してなかったのもあって、
小野里美が山内教授に実験を懇願する流れがよく分かりませんでした。
いえ、分からなかったというより
山内教授を被検体として引っ張り出してくるのに
不自然さを感じたと言う方が
言葉としては適切かもしれません。
尤も、その後のシーン(後半)を見てみたら、
山内教授の記憶を再生する流れにしないと話が進まないので
理由は何でも構わなかったんだと分かりましたが……。

前回が殺人者の記憶で、
それが表わすものが“人の死”ならば、
今回は“人の誕生”でした。
また、前回逮捕された薮田和司が
己の殺人行為に対してどう思っていたのかについては
分かりませんが、
もし、それを“思い出したくない記憶”とするならば、
今回は反対に
“思い出したい記憶”“残しておきたい記憶”になるのかなと
思いました。



本人すら忘れているような素晴らしい記憶を掘り起こすのは
大変良かったと思います。
あれを見たら、自分もこういう機械で思い出せたら……と
ついつい思いそうになります。
でも、最後に、
機械に頼るのではなく、
母親や娘に「私が覚えている/お父さんが忘れたら教えてあげる」
と言わせて、
こういう無理な研究や機械に頼らなくても
記憶の再生や引き継ぎは可能なんだという事を表わしたのが、
それ以上に良かったです。

過去の実験の失敗を
エピソードとして組んでいる辺りもそうですが、
こちらの作品は、寧ろ、
こうした革新的な実験に対して反対していますよね。
わざと取り上げて、
「でも、記憶というのは人の手が介入しない方がいいんだ」
との警鐘を
鳴らしている気がします。




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続きの感想も書きました。
第4話(最終回)「ヒロタマナブの記憶」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-03-25 22:47  nice!(1)  コメント(0) 
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