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感想:ドラマ「まっすぐな男」第10話(最終回)「究極選択」*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

連続ドラマ「まっすぐな男」の感想です。
今回は第10話(最終回)「究極選択」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第9話「俺が守る」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年冬 放送開始作品(1月〜)


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最終回です!

物語の終盤〜最終回が面白いドラマは
放送が全て終了した後の評価が総じて高くなりますが、
こちら“まっすぐな男”については
この最終回が一番面白くなかった気がします。
お話の主軸に
作品を代表するトラブルメーカーの鳴海(深田恭子さん)が
深く絡まなかったからでしょうか。
今回も、会社の社宅の奥様相手にかっ飛ばした発言をしていたり、
料理に失敗したり……と
いつもと変わらぬハチャメチャぶりをアピールしていましたが
これまでの回を思うと全然足りなかったように思えます。


いつも、そんな鳴海に手を焼いていた
主人公の松嶋(佐藤隆太さん)の今回の問題は、
彼自身が所属している会社の不正行為でした。
松嶋の性分からいって、
いくら上司の命令とはいえ
不正を進んで行なうとはとても思えませんので
彼が上司に何度もしつこく進言して止めさせようとするくだりは
どの視聴者も想像していた事だと思います。
私もそうでした。
なので、問題が発覚+その裏金を運ぶ役目が松嶋に任された時点で
誰もが先を読める展開になったと思いますが、
その後の落とし所は“まっすぐ”じゃないなぁと
私は思いました。
それは、実はライバル会社が自社以上の裏金を積んでいたと、
後になって判明するシーンです。

結果的に、その報告を上司から聞いたあの場は
「裏金を積まなくてよかった」という空気になりましたが、
それこそ、松嶋は「そういう問題じゃないだろ」と
仲間を怒らなきゃ駄目なんじゃないかと思います。
競争相手の会社が裏金を積むか否かにかかわらず
そういう事を手段として考える事そのものが駄目なんだと
松嶋は何故あそこで皆に対して念押しをしないのかなぁと思いました。
ああいう場こそ、
松嶋の“まっすぐ”の使い所だったのではないでしょうか。
(その前に松嶋が上司を説得できた時点で成功はしてますが、
一度、部内で「裏金を積もう」という案が通った以上、
あの部にそういう考えが残っているかもしれないので、
この報告を受けた時は、
末端の社員にまで、倫理確認する良いチャンスだったと思います)


最後、松嶋が外国に行ってしまう展開は……
鳴海のはちゃめちゃさを思えば、
彼女は日本にいるより、
もっとフリーダム(笑)に生きられる発展途上国で暮らした方が
気楽だと思いますので
これはこれで正解だと思います。

ですが、最後、松嶋と鳴海が二人で異国を歩くシーン
……どう見ても、日本国内の田舎で撮影したものですよね??
なんだか取ってつけたような映像で
あそこだけちょっと浮いていたので
私は見ていて笑ってしまいました。


佳乃ちゃんや松嶋の同僚の問題も含めて
せっかく出した登場人物を
あまり生かせてなかったドラマだったなぁと思います。
また、松嶋の“まっすぐ”が
彼が考える正義のみに当てはめられていて、
その“まっすぐ”のせいで迷惑を被る他の人達の心が
あまり描かれていなかったのも残念です。

私にとっては、
「あぁ今日も深キョンはかわいいなぁ」と
深田恭子さんのかわいらしさを確認する為の作品だったかも
しれません。






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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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2010-03-17 22:15  nice!(2)  コメント(0) 
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