SSブログ

感想:アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」第10話「旅立チ・初雪ノ頃」*ネタバレあり [アニメ感想]

「アニメノチカラ」プロジェクト
第1弾として放送されている
アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の感想です。
今回は第10話「旅立チ・初雪ノ頃」です。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
第9話「台風一過・虚像ト実像」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
アニメ感想一覧:2010年1月 開始作品


────

今回は、かねてから匂わされていたリオの正体が分かり、
物語全体のキーマンだったイリアとの繋がりも
分かりました。

お話そのものは悪くなかったと思います。
リオの正体については
何となく想像がついていましたので、
それがはっきりと分かった時でも、特に高揚感はなく、
盛り上がりに欠けていたなと思えましたが、
リオの母親と近い境遇にいた老女を出す事で
彼女に、母親の心境を具体例として示したのは
良かったと思います。
しかし、前回の感想記事でも書きましたように、
物語の終盤で流す内容ではありません。
やはり、このお話は
軍人娘の楽しいガールズライフなんですね……。

確かに、こんなに中身の無いお話は、
クリエイター主導でないと作れない作品かもしれません。
「クリエイター主導」と言われると
良い作品になるだろうとつい考えてしまいますが、
逆もあるんだなぁ。

DVD(BD)の宣伝として、
この作品の放映中にCM映像が入りますが、
そこで、現代パロディっぽい絵が見られます。
音楽室っぽい場所で、学生らしい四人がいるシーンです。
ぶっちゃけ、戦時下設定でなく現代設定でも
お話にさほど支障が出ない(挿げ替えが効く)時点で
独自性が無いと思えます。



カナタも、あっさりとトランペットが上達していて、
主人公特性を捨てさせられていました。
これはキャラクターが成長した証だとも取れますが、
練習シーンも、演奏に苦労するシーンも
最低限の映像でちょろっと流された程度で終わっていたので
「上手くなったなぁ」と感慨深くなる事すらありません。
カナタにはせっかく“下手”という特性があったのだから
これをもっと生かしたお話を作れば良いのにと思いました。
“クリエイターが作りたいものを作る”割には
脇どころか全体が甘過ぎます。

かわいい女の子が生理現象を我慢したり
パンツを干したり
複数人でキャアキャア言ったりするのを
愛でるだけのアニメを作りたいという制作側の意思は、
私にもよく分かりましたが、
だったら最初から宣伝媒体でそう言ってほしいと思いました。






────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます
にほんブログ村

続きの感想も書きました。
第11話「来訪者・燃ユル雪原」

宜しければ合わせてどうぞ。


2010-03-10 23:04  nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。