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感想:ドラマ「宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京-」第7話「最終章〜血の結末」*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

連続ドラマ
「宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京-」の
感想です。
今回は第7話「最終章〜血の結末」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第6話「歓喜と絶望の妊娠」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年冬 放送開始作品(1月〜)


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中盤で、「えええ……」と脱力しました。
主人公の有川崇(北村一輝さん)の父親の件です。
結局、彼の母親・三奈さんが一人で勘違いをして
一人で大騒ぎをして、
一人で周囲に迷惑を掛けただけじゃないですか。
この勘違いのお陰で、息子の崇は勿論のこと、
どれだけの人が傷付いたのか……。
一応、今回の放送で
前回出てきた出生前診断の危険性については
フォローされていましたが、
三奈さんがあれこれと裏で手を回していた事実は
決して消えないと思います。
“心が弱い”という言い訳と、詫びの言葉だけでは
全然足りない気がします。

特に、前回も書きましたが、笹山宣子(小池栄子さん)の件。
三奈さんが支払った慰謝料が安かった件もそうですが、
彼女に転職先を世話してやっても
詫びには足りないと思います。

それに、三奈さんが妊娠した過去の“言い訳”回想シーンも
なんだったんだろうと思いました。
知らない男に強姦されそうになって
我を無くすほどパニックになっていたのに、
いきなり仲間に会った途端、
安堵感から興奮が沸き上がった勢いで相手を求めてしまうって
ちょっとあり得ないです。
レイプされそうになった恐怖はどこにいっちゃったの?と
首を傾げてしまいました。



私は、DNA鑑定に使われた髪の毛が
実は有川崇のものでなかった可能性も含めて、
血の問題で、もう一波瀾あると思ったのですが、
今回の放送の最後で流れた次回予告を見る限りでは
あれでもう確定みたいですね。
で、これで“めでたしめでたし”となるはずが、
その中国云々の問題でもって、
白井尚子(上原美佐さん)の父親と対立するという
内容になるんでしょうか。

物語の一番面白い点が
肩すかしの内容で終わってしまって、
唐突に振ってきた新たな問題で
最終回が締められるというのは
何とも間抜けな作りだなぁと思いました。
とはいえ、今回が最終回だとしたら
「これまでの騒動は一体なんだったの」と
思わず失笑したはずなので、
そうでないだけマシなのかもしれませんが……
終盤であるここにきて
一気にお話がつまらくなったなという感が否めません。
せっかく、ここまで(ネタドラマとして)面白かったので
勿体なかったです。






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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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2010-03-06 23:57  nice!(3)  コメント(4) 

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コメント 4

ありかわ

若かりし みなが、安田講堂で、
「知らない男たちに強姦されそうになって」と
上記に書かれていますが
あれは知らない男でなく
安田講堂に踏み込んできた「機動隊(警察)」で
機動隊につかまりそうになった(逮捕されそうになった)
ことからパニックになったたのですよ。
レイプされそうになったのではありませんよ。
若い方は、機動隊の様相を知らないので
あの場面での、出てきた男たちが
起動隊と判らないのかも知れないですね。
なので、仲間が助けてくれて、
みなは ほっとしたのですよ。
今回の、有川父(田中健)は自分の子供かもって
わかって、うれしそうだったのがよかった。。
by ありかわ (2010-03-06 23:06) 

おら

精神的・肉体的に窮地に陥ると、本能レベルで生殖行動に走る描写はよくありますね。事実、おかしい事ではありません。
アメリカのあのテロ事件翌年の出生率上昇なんかは、わかりやすい事例です。
by おら (2010-03-07 12:53) 

さくら

■ありかわ様
こんにちは。コメントありがとうございます。

仰る通り、私は機動隊を生で見た事はありませんが
今回の放送については、ちゃんと見ていましたので、
三奈さんを襲ったのが機動隊である事は、勿論、分かりましたよ。
現在の夫である仲間(知っている男)の対比として、
“知らない男”という単語を使っただけです。

また、同様に
三奈さんが機動隊に捕まりそうになった事も分かっていましたが、
それを「レイプされそうになった」とも感じたのは
私の穿った見方だったと思います。
by さくら (2010-03-07 14:53) 

さくら

■おら様
こんにちは。コメントありがとうございます。

仰る事はごもっともだと思います。
──が、私がここで首を傾げたのは、
なにも、あの時あんな場所で
即、性行為に耽る事はないんじゃないのか?という点です。

場面転換させる尺がない/この方が勢いが削がれない……と
一応、あの場で性行為を行なわせるメリットもあったでしょうし、
何より、ああいう展開こそいかにも“ドラマ的”だと思いますが
あのシーンではツッコミを入れずにはいられませんでしたし
苦笑も堪えられませんでした。
by さくら (2010-03-07 15:03) 

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