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感想@アニメ「グイン・サーガ」第23話:如何なる星の下に*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「グイン・サーガ」の感想です。
今回は第23話「如何なる星の下に」です。
ネタバレがあります。
私は原作の小説の愛読者です。


前回の感想はこちら。
第22話「復讐の女神」

各回の感想記事のURLは、他作品も合わせて
こちらの一覧ページにてまとめています。
アニメ感想一覧:2009年10月〜2010年3月


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とうとう、パロの双子の元からグインが去りました。
お話が進めば進むほど、
彼らの未来は別々のものになっていくので
(彼らが離れていて当然だと思えてくるので)
こちらのアニメを見始まった時は
彼らが一緒にいるシーンが
逆に新鮮だなぁと思えていたのですが、
こうして別れのシーンを見てしまうと
改めて淋しくなります。

でも、グインを導くとされる予言の三人の女のうち、
最後の一人はリンダなんですよね。
(確か、リンダが「グインと私の運命が同じ?」と
驚く台詞があった気がします)
もし本当にそうだったなら、
巡り巡って、大きな遠回りをして
グインがリンダの元に戻ってくる、もしくは
リンダがグインの元に行くのかと思うと
感慨深くなります。

ところで、この辺のお話では、
戦闘と言えば、パロ&アルゴス対モンゴール戦のみなので、
その戦いが無い今回は
お話にメリハリをつける為に
制作側がオリキャラの敵を出したのでしょうが、
以前の感想記事でも書きました通り、
彼らは総じて要らないと思います。
出るだけ無駄というか
余計な存在になっていると思います。



さて、イシュトヴァーンについて。
将来、自分の知らないところで
リンダがナリスのものになるらしいと知ったイシュトが
とうとう彼の元を去りました。
「リンダは光の公女じゃねぇ!」とまで言った口調には
負け惜しみが多々含まれていましたね……。
イシュトがリンダを心から愛していたからこそ、
こう言わずにはいられなかったんだと思えました。

ただ、約束の三年が過ぎても
イシュトが迎えにすら行かなかったり、
(それどころではなかった)
次に会った時にナリスを殺すどころか
彼を崇拝したりする展開を思うと、
時の流れは無情だなぁと感じます。
とはいえ、私の知る限りでは(〜70巻ぐらいまで)
イシュトが本気で愛した女はリンダのみですからね。
結局、リンダが予知したように、
彼は死ぬまで幸せになれないでしょうし、
王になる夢を叶えた後も
少しも満たされていないのを踏まえると、
彼は国以外は何一つ手に入れてない可哀相な人だなと
思ってしまいます。



後半で、モンゴール軍を率いるアムネリスが出ました。
自分自身と、その場にはいないナリスに向かって
「私たちは戦う運命だった」と呟いてましたが
完全に、悲劇のヒロインとして不幸に酔ってますよね……。
まぁ、ああいう事があったなら
こうなるのも当然と言えばそうですが、
何万もの兵士から成り立つ国家軍を率いる立場としては
心が弱過ぎます。
というか、アムネリスは実戦経験が浅いにもかかわらず
公女という血筋を理由にして
将軍職に就いている事だけでも危ういのに、
私憤が酷過ぎて、周りの状況がよく見えてない状態でも
軍の指揮を取っているのが間違ってます。
爺……もとい老マルス伯が亡くなっちゃったから
誰も姫様を諌める人がいないんですね。

これでは、アムネリスより
こんなモンゴール国で生まれたが為に死ぬ羽目になる兵たちが
哀れでなりません。






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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第24話「モンゴール最後の日」

宜しければ、合わせてご覧下さい。


2010-03-05 19:59  nice!(0)  コメント(0) 
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