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感想:アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」第9話「台風一過・虚像ト実像」*ネタバレあり [アニメ感想]

「アニメノチカラ」プロジェクト
第1弾として放送されている
アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の感想です。
今回は第9話「台風一過・虚像ト実像」です。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
第8話「電話番・緊急事態ヲ宣言ス」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
アニメ感想一覧:2010年1月 開始作品


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カナタが「パン!」と言って
洗い立てのパンツの皺を伸ばすのを
冒頭に持ってきたのは、
その内容と台詞の一致も含めて
わざと……ですよね orz

こちらの作品が放送されている“アニメノチカラ”枠は
漫画や小説の原作ものにありがちな
スポンサー主導(本を売りたい作品をアニメ化する)ではなく、
クリエイター主導で
「好きなものを作る」のをウリにしているんですよね。
結局、今回の制作班は
かわいらしい女の子が集団生活を営む姿を
描きたかっただけなんでしょうか。
今回の冒頭でわざとパンツを出したり、
前回のように、意味もなく下着を出したりするのも
彼らのやりたかった事ですか?

おそらく、制作側がターゲットにしているのは
DVDやBDを買ってくれるファンだけなのでしょう。
よって、これらを買う気がない私みたいな視聴者は
はなから相手にされてないと思います。



戦争を扱う作品が
必ずしも仰々しくないといけないというわけではないので、
ガールズライフがメインな戦争ものという作品は、
珍しさで言えば良いのかもしれません。
そして、戦争(戦闘)メインの作品でも
駄目なものは決して少なくありません。
要は、面白ければ良いんです。
なので、
戦争がメインでないからこの作品は駄目だとは言えませんが、
逆に、面白くないから駄目だとは思います。

クリエイター主導なら、
もっと、普通ではできない事をすれば良いのに……。
こういう萌えメインのアニメは
既存のスポンサー主導の作品で腐るほどありますし、
これからの新作でも多々あるでしょうから
そちらで存分にやって頂きたかったです。



ただ、今回のお話の内容は良かったと思います。
クレハが憧れていたミラクル・クラウスが
実は似ても似つかぬ赤の他人だった
→クレハはそれを知った後も
変わらず彼を慕い続けたという展開は、面白かったです。
戦車であるタケミカヅチを人命救助に使った点も
“良い機械”を肯定したい作品としては、
良かったのではないでしょうか。
(以前の感想にも書きましたように、私は、
登場人物によって
「機械は悪くない。使う人によって変わる」
と言い切らせたなら
悪い機械は勿論のこと、
良い機械も肯定しては駄目だと思っています。
逆に、良い機械があるのなら
悪い機械もなくてはならないと思っています。)

でも、今回の内容は
終盤に当たる第9話でやるお話ではないと思います。
“戦争の匂いを強く感じながらも
普通の生活を送るかわいい女性兵士達”という設定があるからこそ
この終盤までに起こったのは小さな事件ばかり……と
ここまで呑気にやってきましたが
きっとこの先もこうなんだろうなと思いました。

制作側に対する皮肉を込めて言うならば、
最終回は、ジブリの“魔女の宅急便”のキャッチコピー風に
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」
とカナタがモノローグを言って終わるのかなと
想像してしまいました。







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第10話「旅立チ・初雪ノ頃」

宜しければ合わせてどうぞ。


2010-03-02 23:30  nice!(1)  コメント(0) 
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