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感想:アニメ「のだめカンタービレ フィナーレ」Lesson6(第6話)*ネタバレあり [のだめカンタービレ:感想]

ノイタミナ枠のアニメ
「のだめカンタービレ フィナーレ」の感想です。
今回はLesson6です。
私は原作の漫画のファンです。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
Lesson5

「のだめカンタービレ」の感想記事のURLは
ジャンルを問わず、こちらのページでまとめています。
感想一覧:のだめカンタービレ


────

今回のお話は、原作の漫画で読んだ時も好きな部分でした。
なんといっても、
・ピアノに対して、のだめがやる気になっている
・のだめが譜読みを厭わない(どころか、喜んでやっている)
・曲の解釈を自分で見つける事を楽しんでいる
・解釈の話において、千秋と会話がまともに成り立っている
からです。
特にベートーベンの楽曲について、二人で語るくだりは
とても好きだなぁ。
のだめの音楽家としての成長を
むちゃくちゃ感じます。

だって、日本にいた頃ののだめなら、
譜面を読むのが大嫌いで、
他人が弾くのを聴かせてもらった方が手っ取り早い
(演奏を耳コピできるから)としていたんですよ。
でも今や、千秋の演奏を途中で止めたように
のだめは、自分の耳と他人の演奏に頼る事を止めています。

以前の感想記事でも書きましたが、
曲を聴けば弾けるって、一見、凄いように思えますけれど
音楽家としては宜しくないですよね。
だって、曲の解釈(弾き方)まで
元の演奏者のものを真似ているわけですし。
譜面を見ていない、アナリーゼもしていないとなると、
作曲家がその曲でもって伝えたい事すら分からないわけで、
何を取っても、“のだめ”が無い演奏になってしまうんですから。
それこそ、当初、オクレール先生が
のだめに呆れたように
「そのくらい弾ける子はたくさんいる」で終わってしまいます。

そののだめが!!
今や自分から積極的に譜面を読むようになり、
解釈を楽しいと言うようになるとは……。
千秋も「遅い」と文句を言っていましたが
本当に、やっとここまできた!という感じです。

ただ、のだめの場合、テクニックは素晴らしいので、
こうなってからはめちゃくちゃ速いですよね。
オクレール先生が大量に出す課題をこなしていく図は、
遊ぶ方法を覚えた玩具を与えられた子供が
それに熱中するような絵を、連想させられました。
多分、今ののだめは、
ピアノを弾くのが楽しくて仕方ないはずです。



一方で、行き止まりになってしまった自分の未来を
突きつけられているターニャ。
ユンロンとの会話で、
コンクールでの自分の演奏曲
(の作曲家)に対する解釈の間違いに
ようやく気付くことができました。
今になって気付くなんて、まったくもって遅いですが
絶対に予選二次を通る!とターニャ自身が強く思っていた分、
落ちた理由をはっきりと理解できた事で
彼女が演奏者として得られたものは
とても大きかったと思います。
だからこそ、学生最後のコンクールで……という思いも
ありますが……。
ターニャと黒木君の物語としては、
今回、黒木君が伴奏を頼んだ事から
新しい章に入ったようなものなので、
ゆっくりと見守りたいと思います。

あぁ……原作のオペラ編のプロポーズも、アニメで見たいなぁ。



あ、そうそう、今回の放送の後半で、
千秋がのだめにキスをしますけれど、
間の取り方とかが、なんかリアルっぽくて、
私は見ていてとてもドキドキしました。
久し振りにのだめで萌えました!!








────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
Lesson7

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-02-20 23:46  nice!(0)  コメント(0) 
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