感想@アニメ「グイン・サーガ」第21話:クリスタルの反乱*ネタバレあり [アニメ感想]
アニメ「グイン・サーガ」の感想です。
今回は第21話「クリスタルの反乱」です。
ネタバレがあります。
私は原作の小説の愛読者です。
前回の感想はこちら。
【第20話「紅の密使」】
各回の感想記事のURLは、他作品も合わせて
こちらの一覧ページにてまとめています。
【アニメ感想一覧:2009年10月〜2010年3月】
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タイトルにあります通り、
今回は、パロを占拠したモンゴール軍に対する
パロの反乱が始まりました。
具体的に言えば、クリスタル公アリド・ナリスの生存が
とうとう皆に披露されました。
パロの奪還は国民の誰もが願っていた事でしょうが、
これまでその旗頭が皆無だったのは
本当に痛かったと思います。
パロ国民の気持ちになってみると
ある日突然、王と王妃が殺され、国が奪われ、
皇位継承者である双子の子供達は行方不明、
もしかしたら……と思っていたナリスは
よりにもよってモンゴール女と結婚しそうになった挙げ句、
暗殺者に殺されたとあれば、
踏んだり蹴ったりな気持ちだったでしょう。
このままの状態が続いたら
あちこちで小さな暴動を起こす程度の反乱は可能でも、
国をモンゴールから取り戻すまでの事は
いつまで経ってもできなかったと思います。
だからこそ、ナリスの復活は
国民の夢のようなものだったわけで。
「あぁ、ナリス様が生存されていたら良かったのに」と
愚痴まじりで口々に言っていたら
本当に生き返っちゃった──実は亡くなってなかったと分かって
喜びが倍増してやってきたはずです。
それに対して、焦るレムス。
国を取り戻す事そのものも大事だけれど、
レムスの場合、どうやって取り戻すかも非常に重要です。
これまでも、レムスの引っ込み思案な性格から
ナリスを王にという声があった分、
今回の反乱は、レムス自身の王の才覚を披露する場でもあります。
レムスにとって、
ナリスに取り返してもらった国の玉座に上ることは
この上ない屈辱ですからね。
そりゃ頑張るでしょう。
しかし、年が若い、絶対的な知識がない、経験もない、
信頼できる腹心の部下がいない、
しかも、パロからまだ離れている
(ナリスはパロの中にいる)という
ナリスと競う立場のレムスには不利な条件ばかりです。
なので、レムスが焦るのは自然な事なのですが、
ナリスへの対抗心がまず先に立っている事こそ
レムスの小ささを感じてしまうなぁと
つい思わずにはいられませんでした。
レムスが神経質になっているので
グインもリンダも大変ですね。
グインを見ていると、レムスも彼のように
堂々とゆったりと構えていれば良いのにと
思ってしまいます。
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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
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続きの感想も書きました。
【第22話「復讐の女神」】
宜しければ、合わせてご覧下さい。
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