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感想:ドラマ「不毛地帯」第15話 邪魔者は消えろ!*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

フジテレビのドラマ「不毛地帯」の感想です。
今回は第15話「邪魔者は消えろ!」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第14話「百億の賭け」

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2009年秋冬 放送開始作品


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今回も大変面白かったです。
これで視聴率が10パーセント強しか取れてないのが
本当に勿体ないです。
来週、フジテレビのチャンネルα枠で
テコ入れの為に臨時の再放送が行なわれるみたいですが、
数年後にちゃんと再放送が流れた際には
ちゃんとした再評価を得られれば良いなぁと思います。
これ、私みたいに毎週欠かさず見ている視聴者には
面白くてたまらないドラマですよね??
少し前まで、主婦層の未視聴者を狙ってか
やたらと“不毛地帯ナビ”という短い宣伝番組が
流れていましたが、
あんなのじゃ食指が動かないと思います。



さて、本編の感想です。
今回、とうとう、壱岐正の敵である里井副社長が
近畿商事を追い出されました。
石油関係の仕事面でも、壱岐正は暗躍していましたね。
やはり、彼が裏で手をあれこれと回して
“攻め”の姿勢を見せるお話は、
見ていて楽しいです。

里井副社長は、前回はあまり出番が無かったので、
今回はそれより多く見られて、楽しかったです。
腹心の部下である角田との会話で、
里井「私がいない間に何か問題はなかったかね」
角田「特に何も……」
里井「私がいようといまいと、会社は何の支障もなく動いていたという事か」
と、ひねくれた考えを口にした里井副社長には
失笑してしまいました。
ここまで物事を悪く捉えてしまうほど、
里井副社長には
壱岐正に対する焦りと怒りがあったんでしょうね。

また、外資と提携する旨を決める会議において、
里井副社長は角田にまで裏切られた事を知り、
孤立無援の状態で一人反対に回っていました。
角田が発言した時の(彼が壱岐正の意見に賛成した時の)
里井副社長の顔ったら、なかったですね。
そして今回も、壱岐正に対する角田のすりよりは、
見ていて楽しかったです。
せっかくワイフ(笑)に頼んで、煮物まで作らせたのに、
よりにもよって、その日に
アメリカでお世話になったハウスメイドさんが
壱岐正の元を訪ねていて、
彼は美味しい和食を食べていただなんて……。
せっかくの差し入れを生かせなかったあたり、
角田の不運さが感じられました。
(最初の不運は、彼が里井派の人間だった事です)



追い出された里井副社長について。
視聴者は、壱岐正の人生を垣間見ていますので、
彼が里井副社長の言動に対してずっと耐え忍び、
我慢に我慢を重ねた上で、
今回とうとう堪忍袋の緒が切れて、
社長に“お願い”をしたと分かっています。
また、里井自身も近畿商事から子会社に移る事を
不本意としていましたし、
大門社長も、昔からの
(それこそ壱岐正より長い付き合いのある)
盟友を切る事には多大な抵抗があって、
そのせいで悩んだんでしょう。
関わる人間が皆、あまり望んでいない事だったのに、
現実的に、そうしなければいけないところまで来てしまったのは
皮肉な話だなぁと思います。
里井副社長も、もう少し嫉妬を抑える事ができたなら
(むきになって壱岐正に対抗しなければ)
壱岐正もまだ我慢を続けられたでしょうし、
大門社長も、彼の願いを一蹴したと思います。
なるべくしてこうなったなと、改めて思いました。



そして、秋津千里さんについて。
千里さんの気持ちは分かります
──壱岐正に不満を抱き、つい嫌味を言ってしまうのも
当然の事だと思います。
が、うざい!!!!!!!!!!!!!
佳子さんが亡くなった以降、回を重ねるごとに
私は千里さんに苦手意識を抱くようになっています。
特にここ数回は、とても良い女だとは思えません。
友人以上恋人未満だった当時とは違い、
千里さんの女としての部分が濃厚に出ているからでしょうが、
彼女は損をしているなぁと、思わずにはいられませんでした。
それぐらい、うざいです。

なんていうか……これは現実でもよくある話ですが、
“私がこれだけ××してるんだから、あなたも××して”
と要求するのは、喧嘩の元ですよね。
今回、千里さんが壱岐正に文句を言ったのは、
仕事を優先させる事への不満でした。
確かに、常に仕事を優先させてきた壱岐正ですので、
千里さんにそうされた場合、
彼女に文句を言える立場ではないのですが、
千里さんはそこを突ついちゃ駄目だと思います。
この場合、壱岐正も千里さんも、
会いたい気持ちが強い事は共通しているので、
千里さんは、駄目な理由を全面に出すのではなく、
今日は行けないけれど
本当は会いたくてたまらないという気持ちを
もっと彼にぶつければ良かったんじゃないかなと思いました。


次回もたのしみです!







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第16話「地獄からの招待状」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-02-12 22:05  nice!(0)  コメント(0) 
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