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感想:ドラマ「恋ノチカラ」第10話「さようなら」*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

連続ドラマ「恋ノチカラ」の感想です。
今回は第10話「さようなら」です。

私はこの作品が好きで
再放送がなされる度に視聴しています。
よって、感想記事では
先の回のネタバレに触れる事があります。


前回の感想はこちら。
第9話「二人きりの夜」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事(インデックス)まとめています。
テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴


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前回に引き続き、以前に録画した分で視聴しました。

今回は、前回の最後(公園)で
籐子さんから本気で叱咤されたのを受けて、
貫井さんが新たな気持ちで仕事を始める
(逃げではなく、本当の意味での再出発を行なう)回です。
この“恋チカ”終盤のキーアイテムになる
“えんぴつネズミ”が生まれるきっかけの回でもあります。
(ネズミのモチーフそのものは、
前回、貫井さんの落書きによって、既に誕生済みです)



籐子さんが貫井さんを意識しまくっているのが
とてもかわいらしいです。
楠文具に新商品開発&宣伝企画の売り込みをした後、
二人が並んでカレーを食べるシーンが
物凄く微笑ましくて、私は好きです。
籐子さんは貫井さんへの恋心を自覚しているし、
貫井さんも貫井さんで、
春菜ちゃんと付き合っている割には
籐子さんの存在を無視できなくなっていて……という
何とも言えない感情&距離感が、
二人の言動のあちこちによく表れていると思います。
籐子さんが、前回の公園での説教時に発した
「好き」という言葉の意味について、
必死に「そういう意味じゃない」と否定したり、
貫井さんが「オレとお前の間に、愛という言葉は〜」云々と言って
誤魔化そうとしたのも、とても好ましく思えます。
二人して必死に茶番劇をやっているなぁと、
ついつい笑ってしまいます。

また、一致団結して新商品の開発を手掛けながら、
二人が順調に仲を深めているのも好きです。
特に、公園でサンドイッチを食べるシーン。
籐子さんの食べかけを、
貫井さんが「それ(具が)サーモン?」みたいに尋ねて
横取りをしてしまうのですが、
ここだけ見たら、二人はもう立派なカップルちゃんですよね。
もし、この時の相手が籐子さんではなく、春菜ちゃんだったら、
貫井さんは絶対にそういう事をしない
(しようとも思わない)のを踏まえると、
本当に、貫井さんは籐子さんには気を許しているんだと
強く感じられます。



また、籐子さんが貫井さんと
タッグを組んで仕事をする事は、
春菜ちゃんにとっては脅威なわけで。
貫井企画の四人が、久し振りに呑みに行こうとした時に、
丁度、春菜ちゃんが貫井さんに電話を掛けてきますけれど、
貫井さんから
「今から皆で呑みに行こうって事になっちゃって……」
との返事を貰った瞬間に、
春菜ちゃんがちょっと溜め息を吐くのが、印象に残ります。
そして春菜ちゃんが、車内で貫井さんから
「図書館が好きだって言った倉持さんが好き」
と言われた途端に
機嫌がよくなっちゃう現金さも
かわいらしいと思えます。
普段はあまり気分屋じゃない春菜ちゃんだからこそ、
こうやって浮かれちゃうシーンが出てくるのが重要ですね。
それだけ、春菜ちゃんが傷付いていた&不安だった事が
見ていてよく伝わってきます。

春菜ちゃんは、
アパートを出る&貫井企画も辞める事を
籐子さんから聞かされた時に、
彼女の嘘を瞬時に見抜いて「本当の事を言ってください」と言い、
敢えて彼女を止めない意思も伝えましたが、
春菜ちゃんにしてみれば、
やっと籐子さんが真実を言ってくれたとの思いが
強くあったと思います。
また、本当は、この時点で春菜ちゃんは
貫井さんに対しても疑問をまだ抱いているわけですが、
“「好きだ」と言ってもらった事”を理由にして
彼女自身の気持ちを誤魔化しているのが、
何ともいえないほどせつないです。



上記の呑み会の後で、
籐子さんが壮吾と二人で公園で遊ぶシーンも、好きだなぁ。
壮吾から「女性ですよ」と
言葉によっては告白に近い言葉を掛けられたのに、
全然、そういうシーンじゃない
(籐子さんが意識してない)のも、面白いです。







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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2010-02-11 23:28  nice!(1)  コメント(0) 
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