さくらもちモチ

感想：アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」第6話「彼方ノ休日・髪結イ」*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

「アニメノチカラ」プロジェクト
第1弾として放送されている
アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の感想です。
今回は第6話「彼方ノ休日・髪結イ」です。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
【第5話「 山踏ミ・世界ノ果テ」】

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
【アニメ感想一覧：2010年1月 開始作品】


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タイトルの通り、今回は
主人公・彼方の休日のお話でした。
“髪結イ”とあることから、
私は、てっきり彼方が美容院にでも行く話かと思っていたので、
（あまりにも身だしなみに気を使わないので
何とかしろと言われる話かと……）
彼方が街に出るまでは「？？？」と思っていました。
最後までちゃんと見ると、納得できるタイトルではありますが、
正確には、これは彼方に絡む話ではないので、
できれば彼女にまつわる単語でタイトルを作ってほしいなぁと
思います。



さて、その“髪結イ”のお話。
母を亡くした少女・ミシオの強い思い、
奪われてしまった寄木細工の箱への執着、
そしてミシオを心から大切にしているユミナの愛情が
しっかりと描かれていたと思います。
失礼ながら、今回は私には構成が良いとは思えなくて、
お話の中で「これ」という山場が欠けている＆
全体的に散漫だという印象がありました。
しかし、お話そのものは
感動系だったので良かったと思います。
なので、お話の組み方によっては
もっと感動できたと思うので、惜しかったです。
（↑なんか偉そうな物言いですみません）

母親が遺した箱が大事なのは勿論ですが、
その中に、現在のミシオとユミナを繋げる髪留め
（飾り付きのゴム紐）が入っていて、
母親の遺言だったらしい
「ミシオを一番大事に想ってる人に髪を結ってもらいなさい」
との言葉が生きてくるのは
大変良かったです。



お話が散漫だと思えたのは、
おそらく、上記のミシオとユミナの一件だけでは
とても間が持たない（お話を引き延ばせない）ので、
彼方の知らない秘密（砦や小隊の現状）を表わすシーンが
あれこれ煩く入っていたせいだと思います。
給料についての会話を始め、
いちいち視聴者への説明となっているのがくどいです。
親切で丁寧だけれど、もっと
軽く臭わせる感じで良いのでは？と思いました。
今はアニメでもドラマでも
キャラクターに全てを語らせ過ぎなのですが
この作品でもそういうのが出ているなぁと思いました。
逆に、説明し過ぎる事で、
世界設定に関する重要な説明が
それらの中に埋もれている気もします。
この辺は、視聴者の好みによるので
評価も分かれるでしょうが
（ちょっと分からない事があると離れる視聴者も多いので）
私は、「視聴者はそんなに馬鹿じゃないですよ」と
思っているので、
過剰な説明は要らない派です。







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
【第7話「蝉時雨・精霊流シ」】

宜しければ合わせてどうぞ。

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