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感想@アニメ「グイン・サーガ」第19話:蜃気楼*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「グイン・サーガ」の感想です。
今回は第19話「蜃気楼」です。
ネタバレがあります。
私は原作の小説の愛読者です。


前回の感想はこちら。
第17〜18話「さらば愛しき人よ(前/後編)」

各回の感想記事のURLは、他作品も合わせて
こちらの一覧ページにてまとめています。
アニメ感想一覧:2009年10月〜2010年3月


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グインの序盤で屈指の名場面と言って良いと思います。
イシュトヴァーンとリンダが共に蜃気楼の王宮を見て、
お別れをするシーンがありました。

イシュトから別れを告げられた際のリンダが、
改めて身分差を感じたと彼から言われた事に対して
「そんなの最初から分かってる」と反論しましたが、
これ、ちゃんと分かってないのはリンダの方ですよね。
もし、ここでイシュトが堪えてパロに行ったとしても、
手厚い恩賞は貰えるでしょうが、
彼はリンダと結婚できるどころか
クリスタル大公になれるはずもありません。
他の国ならともかく、
聖なる血筋を尊び、
家柄や身分をとかく重視するパロではあり得ない話です。
また、イシュトが完璧なナリス様と一度でも対峙すれば、
自分と違って何もかも持っている(地位と名誉/金/美貌/信望)
彼にコンプレックスを強く刺激されて、
昔のマリウスのように王宮を出奔すると思います。
やはり、イシュトにとってはここが限界だったのだなぁと、
私は改めて思いました。

今後、どんどん悪い方に道を外していき、
自分と関わる周囲の人々を際限なく苦しめていくイシュトが、
ここで別れたリンダや蜃気楼を懐かしく思い出して
逆に辛くなるのを思うと、せつないですね。
私は、他の感想記事でも書きましたように
原作は第70巻付近で挫折したのですが、
イシュトはアムネリスとの子を生したのに、
彼女を最後まで少し愛せず、
振り返ってみれば、後にも先にも
本気で彼が誰かを愛したのはリンダだけ……というのが
何とも言えなくなるほど悲しいです。



さて、今回は冒頭で、
未来のパロ王妃となる悲劇の女性アルミナが登場しました。
この時のはきはきとしたレムスだからこそ、
アルミナが彼に嫁ぐ事になったわけですが、
レムスの今後はアレなので、不幸でしかありませんね……。



女装したナリス様にいいように言い包められたカースロンが
笑えました。
リギアとの結婚をちらつかされて動じる辺り、
彼は彼なりに彼女を本気で愛していたんだなぁ。
やはり、ナリス様は人を動かす手腕に長けていますね。
「私のセイントになっておくれ」発言も、おかしかったです。
セイントって……!!
子供時代に聖闘士星矢を見ていた世代として
反応せざるを得ませんでした。

最後に出てきた女性は、オリキャラでしたっけ。
なんか強い−!







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第20話「紅の密使」

宜しければ、合わせてご覧下さい。


2010-02-06 21:03  nice!(0)  コメント(0) 
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