感想:ドラマ「宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京-」第4話「女の全てを奪う罠」*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
連続ドラマ
「宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京-」の
感想です。
今回は第4話「女の全てを奪う罠」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。
前回の感想はこちら。
【第3話「出生の秘密」】
各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2010年冬 放送開始作品(1月〜)】
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大変面白かったです。
これまでの感想記事にも書いてきました通り、
私、こちらの作品に対しては
失礼ながらネタドラマとして視聴しているんですが
余計な気負いや期待がないせいか
毎回毎回楽しめています。
お金持ちが主人公なのに、安っぽい雰囲気が漂うのは
相変わらずですが、
そこがまた良い感じです。
多分、昔のお金持ちではなく、現代のお金持ち話だからこそ
余計に安っぽく思えてしまうのだと、推測しています。
さて、ドラマ本編の具体的な感想です。
いやぁ、お母さんが黒い!!!!
ぶっちゃけ、あのお母さんが息子と婚約者に
「実は、あなた達は異母兄妹で……」と打ち明ければ
済んでしまう話ですよね。
でも母親は、それを誰にも知られたくないが為に
──そして息子と婚約者の結婚を阻む為に、
ただでさえ傷心中の息子の元恋人を利用しようとするとは。
見ていて、つい「お金持ちって心が汚い」と思ってしまいました。
今回のお話は、視聴者の皆さんが同じ気持ちだったでしょうが、
有川崇の元恋人である笹山宣子が
とても可哀相でなりませんでした。
次回予告の映像で、
宣子がブタ箱入りしている様子が既に出ていましたので、
どういう展開で彼女が罪を犯すのだろうかと思いきや、
まさか無実の罪だったとは。
一度は、書留郵便で有川崇に突っ返そうとした小切手を
事故を起こした弟を助ける為に
プライドを捨てて渋々換金しようとしたら、
窃盗の罪を着せられて留置所入りさせられたって、あり得ないです。
しかもそのせいで
宣子の心の拠り所の一つだった仕事まで失ってしまったなんて、
今回の彼女は踏んだり蹴ったりでした。
宣子自身は何も悪い事はしていないのに、
ある日を境に、恋人も失い仕事も失い……なんて、
悲惨過ぎます。
お陰で、「主人公は誰だっけ」と思ってしまうほど、
今回は宣子が中心だったお話でした。
この手の話の場合、主人公は
騒動の真犯人の正体になかなか気付かない事が多いですが、
有川崇はちゃんと母親が元凶だと分かったようですね。
意外なところで、息子VS母の対立要素が出てきて
本当に面白かったです。
宣子は、このままではあまりにも可哀相なので、
これから先のどこかの回で
彼女がちゃんと救われてほしいです。
そうじゃないと、視聴しているこちらも、
何となく後ろめたい思いが残るような気がします。
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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
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続きの感想も書きました。
【第5話「破滅のプロポーズ」】
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