さくらもちモチ

感想：ドラマ「不毛地帯」第14話 百億の賭け*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

フジテレビのドラマ「不毛地帯」の感想です。
今回は第14話「百億の賭け」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
【第13話「喰うか喰われるか」】

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2009年秋冬 放送開始作品】


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おおお、珍しく
壱岐正がめためたにやられましたね。
最後が一番興奮しました。

因縁がある貝塚元官房長──貝塚総裁が相手とはいえ、
（彼のせいで親友の川又が自殺した）
あれから相応の年月が経過していますし、
過去は過去、今は今なので
壱岐正は私情を挿まず、ビジネスに徹する事を貫きましたが、
やはり、貝塚自身が駄目でしたね。
絶対に東京商事の鮫島と繋がりそうと思っていたら、
案の定、貝塚は彼と手を組んでしまいました。

最後は、壱岐正が本当に涙目になっていて
見ていて可哀相に思えました。



今回から石油話というわけで、
壱岐正の元で働いていた兵頭が石油部長に就任になり、
彼が右往左往する話から始まりましたが、
やはり壱岐正が前面に出ないと
お話の面白味が半減する気がします。
兵頭を演じる竹野内豊さんも頑張っていましたが、
私はやはり壱岐正を見たいので
竹野内さんには大変失礼でしたが
「早く壱岐正が出てこないかな」と思いながら
見てしまいました。

あ、そうそう、兵頭が途中で会った紅子さんは、
乗馬スタイルがとても素敵だったと思います。
ボブ（髪型）もかわいらしかったです。
やはり天海さんはスタイルが良いですね！



さて、秋津千里さんとの関係。
よりにもよって千里さんが家に泊まった翌朝に
壱岐正の娘が登場……って、
いかにもドラマ的な展開だなぁと思いました。
事態を察して強張った娘の直子に対して
壱岐正がバレバレの嘘を吐いたのがせつなかったです。
男としてなさけない……。

また、直子がカステラをお供えして帰った後、
仏壇が開けられたままになっていて、
二人が朝食を取っているダイニングから
それがよく見えるのが、映像的に上手いなぁと思いました。
佳子さんが亡くなった以上、
別に二人が悪い事をしているわけではないのですが、
あれは気まずいし、重いですよね。

こうやって見ると、壱岐正が千里さんを
いいように利用しちゃっているように思えます。
結婚する気も、
子供達に恋人としてちゃんと紹介する気もないのに
ずるずると隠れて恋人関係を続けるのはずるいですよね。
なので、千里さんが壱岐正に不満を持つのは
当然の事だと思います──思うのですが、
それを露にした時の千里さんの顔が
私にはとても嫌なものに見えました。
そう思う彼女を咎めたくなりました。

それと、壱岐正に対して敬語が極端に減った千里さんに
私は強く違和感を覚えました。
壱岐正が東京に戻ってきたので、
千里さんの中で、彼の恋人としての自覚が強まった
＆自信を持てるようになったからでしょうが、
彼女がタメ語で壱岐正に話すのを見るのは
どうにも落ち着きませんでした。
もしかしたら、これは、
直子と誠が千里さんに対して抱いたビミョーな感情に
近いかもしれませんww



今回は里井副社長の出番が少なかったので
なんだか物足りない気もします。
でも次週の放送では
彼は近畿商事から追い出されてしまうんでしょうか。
見るのが楽しみです！







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
【第15話「邪魔者は消えろ！」】

宜しければ、合わせてどうぞ。