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感想@アニメ「グイン・サーガ」第17〜18話:さらば愛しき人よ(前編/後編)*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「グイン・サーガ」の感想です。
今回は第17〜18話
「さらば愛しき人よ」の前編と後編です。
ネタバレがあります。
私は原作の小説の愛読者です。


前回の感想はこちら。
第16話「胎動」

各回の感想記事のURLは、他作品も合わせて
こちらの一覧ページにてまとめています。
アニメ感想一覧:2009年10月〜2010年3月


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今回は“サリアの日”
──クリスタル公アリド・ナリスと
モンゴール公女アムネリスの結婚式が描かれました。
二話に渡って、その前日〜当日という流れが見られましたので、
感想はまとめて記します。



まずは、一転して悲劇のヒロインと化したアムネリス。
昔の、気を張った状態の彼女ならまだしも
ナリスによってすっかり女の部分を開花させられたとあって
夫となる人を亡くしたアムネリスは本当にかわいそうでした。
原作を読まれた方ならご存知でしょうが、
この先、アムネリスは女として散々な目に遭い、
それこそ絶望の中で亡くなっていくので
ここから彼女の人生の急滑降が始まったなぁという感じがします。
(尤も、彼女がナリスと婚約した時点で既にそうなっていたのですが)
アムネリスが、裏表なくナリスに本気でメロメロになっていたので、
その思いを利用された&彼の死を信じさせられているのが
哀れでなりません。
弟の公子ミアイルが暗殺された事といい、
ナリスに反撃の機会を与えてしまったといい、
アムネリスには(というかモンゴールには)
危機が及んでいるというのに
まだ彼女がそれを実感していないのも、可哀相です。

今回、第18話の最後で
喪に服したアムネリスが馬に乗ってパロを去りますけど、
彼女がパロに来たのってこれが最後ですよね。
文字通り、悲しくて辛い思い出になっちゃったなぁ。



さて、もう一人の被害者(?)マリウス。
困難にぶつかった際に逃げる癖がついていた彼が
本格的にナリスから離反したエピソードでした。
私は、原作を第70巻ぐらいまでしか読んでおらず、
この時点でマリウスはパロに一度も帰っていませんが
その後も戻ってないのかな……?
ナリスとも会わない内に、彼が死んじゃいますよね。
ミアイル公子の一件は、
彼自身もマリウスも可哀相でなりません。
ただ、ミアイル公子に限っていえば、
その後のモンゴールの行く末を踏まえれば、
いつかはこうして誰かに殺されていた気がしますので
大好きなキタラを大好きな人に教えてもらって
僅かでも幸せな思いができたのは
唯一の救いだったかもしれません。
また、ミアイルは
多分、何も知らずに死んでいったと思うので、
絶望を感じない内に命を落としたのも、
まだ良かったのかもしれません。
勿論、ミアイル公子が生きていてほしかった事に
変わりはありませんが……。
どんなに不幸な事が起きようとも
生きていられるだけで幸せな事ですしね。



この後、アストリアスが物語の舞台から
事実上消えるとなると、
彼はまさに、アニメ中盤を盛り上げる為だけにいた
キャラクターですね。
本人はアムネリスを救いに来たつもりなのに
その当人から本気で悲鳴をあげられて
とても不憫でした。



次回はいよいよ蜃気楼かぁ……。
せつない誓いですね。



アニメ化グインは、音楽にも恵まれていますよね。
EDの曲はとても好きです。
まるでリンダが唄ってるみたいなので、
その後の次回予告のナレーションにも上手く繋げていると思います。




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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第19話「蜃気楼」

宜しければ、合わせてご覧下さい。


2010-01-30 23:40  nice!(0)  コメント(0) 
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