さくらもちモチ

感想：ドラマ「ライアーゲーム シーズン1」第7〜8話*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

連続ドラマ「ライアーゲーム」シーズン1の感想です。
昨年末（2009年）の再放送で視聴しました。
今回は
第7話「絶体絶命リストラ必至!! 絶望地獄に堕ちたナオ!!
奇跡の復活劇は起こるか!? 秋山は!?」と
第8話「核心に迫るナオ!!
リストラゲームの結末に秋山は驚嘆!! 戦いは新たな舞台へ」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私はこのシーズン1の総集編と
セカンドシーズンのドラマを最後まで視聴済みです。
（第2期の感想記事は[こちら]でまとめています）


前回の感想はこちら。
【第5〜6話】

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事（インデックス）まとめています。
【テレビドラマ感想一覧：再放送 視聴】

────

ようやく、第7話で秋山が直に合流しました。
秋山が直の私物扱いになっているのが
とてもおかしかったですww
そして、秋山が登場した途端に
お話を安心して見られるというか
むちゃくちゃホッとできたのが
自分でもおかしかったです。
直も、秋山の姿を見られて
地獄から蜘蛛の糸を見たような
気分だったのではないでしょうか。

さて、第7話では、
直がキノコ（福永ユウジ）の策略に乗ってしまい、
圧倒的不利なゲームを
それとは知らずに参加する羽目になりました。
案の定、直は負けましたが……
私は、キノコが袋に仕掛けを施したと思っていたので
（直が袋を確認する様子が描かれなかったので）
そもそも直がハメられていたとは思いもせず、
秋山の説明を聞いた時にはびっくり＆納得しました。
確かに、あれは上手くキノコに丸められますよね。
でも、秋山の知恵を授かった後の直の頑張り
（というか演技）も、凄かったと思います。
「私が勝つとおかしいんですか」という直の逆ギレは、
見ていて面白かったです。



そして、敗者復活戦“リストラゲーム”での仕返し。
秋山、容赦がないww
普通だったら、
問題の原因であるキノコだけを貶めたかもしれませんが、
今回は皆が直を生け贄（犠牲）にしようとしたからか、
誰に対しても厳しかったですね。
たった2票を、何千〜億円で買わせるなんて
（しかも、5票とか10票といったまとまった数ではなく、
わざと2票ずつにして
その都度、皆をボーダーライン上にする事で競わせるのが）
性格悪いと思いました。
というか、1票差で3人が負けているという事態が凄いなぁ。
よく練られた作品だという事が
細部からよく分かります。



そして、第8話において
秋山のお陰で圧倒的な勝利を掴んだ直は、一人で悩んだ結果、
今後の彼女の指針となる一つの答えを見つけました。
直に唯一優しくしてくれた豹柄を
彼女がリストラしたシーンを最初に見た時、
私は本当にびっくりしましたが、
後で救済する事で結果的に彼を救うという案には
とても感動しました。
秋山も、直に対して「手ぬるい」と言いたかったかもしれませんが、
ああいう内容なら、何も言えなくなりますよね……。
秋山は、直の優しい性格もよく分かっているから、
彼女が偽善でなく、本心からそれを望んでいる事も
よく知っているでしょうし。

これまでの感想にも書きましたが、
ライアーゲームは、“囚人のジレンマ”をテーマにしています。
誰かと競わされた際に、参加者全員が一致団結すれば
決して悪い事にはならないのに、
その内の誰か一人でも、自分の徳だけを考えた途端に
それが破綻するというゲームです。
で、現実には一致団結するなんて難しいからこそ、
直は、“自分がゲームに勝って、皆を救済する”という
茨の道を選んじゃったんですね……。
これは、自分だけが勝ち抜く事より難しいのですが、
秋山という強力なパートナーができる事で
初めて実現可能になるのが良いと思います。
ともすれば、秋山が主人公になりがちですが、
彼は直の信念があってこその人だというのが
よく伝わってきますし……。
（でも、セカンドシーズンの最後の直は
単なる傍観者と化していたので、
ファイナルに当たる劇場版では
もっと頑張ってほしいです）



次はいよいよ三回戦の密輸ゲーム！
秋山の宿敵・ヨコヤの登場ですね。
楽しみです。







────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます



続きの感想も書きました。
【第9〜10話】

宜しければ、合わせてどうぞ。