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感想@アニメ「グイン・サーガ」第16話:胎動*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「グイン・サーガ」の感想です。
今回は第16話「胎動」です。
ネタバレがあります。
私は原作の小説の愛読者です。


前回の感想はこちら。
第15話「再会」

各回の感想記事のURLは、他作品も合わせて
こちらの一覧ページにてまとめています。
アニメ感想一覧:2009年10月〜2010年3月


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このアニメに触発されて、
私は今、グイン原作の小説の
60巻代後半を読み直しています。
私は、ナリス様が本当に亡くなる前に
本編をリアルタイムで読む事を離脱してしまって、
その後はちょこちょこと
本屋さんで立ち読みする程度だったのですが、
今回、改めて
その辺りから腰を据えて読み直そうと思ったんです。
で、第67巻「風の挽歌」で、
キタイからシルヴィアとマリウスを救出し、
トーラスに立ち寄ったグインが“煙とパイプ亭”に行って、
ゴダロ爺さんに、オロの遺言を伝える……という
グイン史上、指折りに入る感動的なシーンを
読み直したばかりだったので、
今回のゴダロ登場シーンには、胸にくるものがありました。
グインが訪ねた時のゴダロは、目をやられていて、
もう本当によぼよぼのおじいさんという感じがするのに
この時はまだ元気いっぱいなんですね。
また、こうしてマリウスがここに立ち寄った事が
きっかけとなって、
ミアイル公子暗殺後の彼の心の拠り所となったり、
オクタヴィアがマリニア姫と共にお世話になったり、
それが縁でカメロンとグインがここで出会ったり……と、
今後、様々な事が起こるかと思うと
感慨深くなりました。



マリウスは──初登場の時もそうでしたが
歌は実際に唄わない方が良かったと思います。
今回、ミアイルに披露したのは“白鳥の歌”ですよね。
どんなに物悲しいせつない歌かと思いきや
俗っぽくて、ちょっとがっかりしました。
まぁ、この点については、
原作の愛読者なら誰でもそうだったと思いますが、
小説での描写を読んだ時に
自分で思い付く限りの最上のせつない歌を
頭の中に浮かべているので、
現実で実際に唄われてしまうと、
自分の理想とのギャップを激しく感じるのは
仕方がないですよね。
でももうちょっと、何とかしてほしかったなぁ。



さて、無人島では
グイン達一行が光る玉を目撃しますが……
実際のここの描写よりも、
その後、グインとレムスの会話が面白くて、
非常に興味深かったです。
こうやって会話を見聞きしていると、
レムスの方がイシュトより大人ですよね。
冷静に物事を見ていますし。
とうとうアグラーヤの船と出会った事で、
彼らの逃避行にも終止符が打たれ、
レムスは未来の花嫁とも出会うわけですが、
やはりここも、物語の大きな分岐点の一つだったと
私は改めて思いました。



前後編になる次回&次々回は、予告によると、
・ナリスとアムネリスの結婚(ナリスの暗殺)
・イシュトとリンダの別れ
・ミアイル暗殺
が、鍵となるようです。
どれも、その事件に関わる主要人物の今後の人生において
暗い影を落とす事件ばかりですね。
結果が分かっているとはいえ、見るのがとても楽しみです。






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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第17〜18話「さらば愛しき人よ(前/後編)」

宜しければ、合わせてご覧下さい。


2010-01-22 17:38  nice!(0)  コメント(0) 
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